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ラグビー コラム 2019年4月24日

2年連続ファイナルで激突したクルセイダーズ、ライオンズが火花!スーパーラグビー2019

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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クルセイダーズvs.ライオンズ

◆クルセイダーズ(ニュージーランド)×ライオンズ(南アフリカ)
◆スーパーラグビー2019第11節/4月26日(金)/AMIスタジアム(ニュージーランド)
◆2年連続でクルセイダーズに優勝を阻まれているライオンズ。3度目の正直となるか。

2017年、2018年のスーパーラグビー(SR)ファイナルの再戦だ。

5勝4敗のライオンズが、7勝1分1敗の2連覇王者クルセイダーズの本拠地へ乗り込み、第11節を戦う。

ライオンズにとっては宿敵だ。2016年のプレーオフ初戦こそ勝利(42-25)したが、2017年から2年連続ファイナルで苦杯(17-25、18-37)を喫し、悲願の初優勝を2度も阻まれている。

しかしクルセイダーズにとって、ライオンズが“ライバル格”かどうかは微妙だろう。

今季のクルセイダーズは第5節ハイランダーズ戦の前日、3月15日に地元クライストチャーチで銃乱射テロ事件が発生、かつてないシーズンを送っているが、ここまで7勝1分1敗と白星を重ねる。

唯一の引き分けは銃乱射事件を受けてノーゲームとなったハイランダーズ戦。唯一の敗北はその翌週のワラターズ(オーストラリア)戦だ。

現在の王者の勝ち点は「34」でリーグトップ。2位ハリケーンズ(ニュージーランド=NZ)と勝ち点差が「7」もあり、独走状態と言ってよいだろう。

一方、3年連続準優勝であるライオンズだが、今シーズンは苦戦が続いており白星は5つ。勝ち点は「22」で、南アフリカ・カンファレンス2位につけている。

ただ同カンファレンスは、1位ブルズ(勝ち点23)から5位ストーマーズ(勝ち点19)までが「勝ち点4以内」におさまるという“超ダンゴ状態”。

クルセイダーズが独走状態にあるNZカンファレンスとは対照的に、予想が難しい混戦となっている。

そんな猛レースを勝ち抜くため、そして例年と比べ低調なチームに自信を与えるために、ライオンズが是が非でも勝ちたいのが今回のクルセイダーズ戦だろう。

ライオンズのラインアウト成功率は91.2%(リーグ4位)、スクラム成功率は93%(リーグ4位タイ)であり、チームの欠かせぬ土台となっている。

ただそのセットピースを支える大黒柱、HOマルコム・マークスは南アフリカ代表の方針により欠場。スローイングにも定評のあるベテランのロビー・クッツェーが入った。

ただキャプテンのNO8ワーレン・ホワイトリーの怪我からの復帰は朗報だろう。前節チーフス(NZ)戦では得意のチップキックでトライを演出し、23-17の勝利に貢献した。

本来のスタンドオフはエルトン・ヤンチースだが、10番はショーン・レイノルズに譲り、前節チーフス戦と同じくセンターに入った。チーフス戦で第2のスタンドオフとして機能し、チームは好感触を得たようだ。

迎え撃つクルセイダーズは、LOスコット・バレット、FLマット・トッドをオールブラックス(NZ代表)の試合数調整のために欠くが、先発メンバーは迫力十分。

FW第1列としてはリーグ最高峰の快足を持つHOコーディ-・テイラー、要所で大仕事をするLOサム・ホワイトロック主将、オールブラックスのスキッパーであるNO8キアラン・リード

バックスにも黒衣軍経験者がずらり。SOリッチー・モウンガ、WTBジョージ・ブリッジ、CTBライアン・クロッティ、FBデイヴィッド・ハヴィリ。タレントではライオンズを上回る。

クルセイダーズはホームゲームでもあり下馬評は優勢だ。過去の対戦成績は11戦10勝。ライオンズは分が悪い。

王者は現在トライ数で1位(40)、ラインブレイク数で断トツの1位(119)。チームの移籍・流出が比較的少なく、多くのメンバーが優勝経験者。連携が噛み合って攻撃力は高まる一方だ。ライオンズとしてはディフェンスから接戦に持ち込みたい。

注目の「クルセイダーズ×ライオンズ」。第11節で実現した好カードは、4月26日(金)午後4:25からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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