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ラグビー コラム 2018年12月14日

大東文化大学、24年ぶりの大学日本一へ挑む。ラグビー大学選手権

ラグビーレポート by スポーツ大東編集部
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12月16日に行われる、第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会の3回戦。関東大学ラグビーリーグ戦1部を2位で終えた大東文化大学は、関東大学ラグビー対抗戦Aグループで5位の筑波大学と熊谷ラグビー場で対戦する。

リーグ戦では、2連覇を目前にまさかの幕切れ。最終節の東海大学戦、引き分け以上で優勝が決まる本学は、後半35分のペナルティトライで21-21とし、優勝を目前に控えていた。

しかし、自陣ゴール前でのラストワンプレーで東海大がモールを形成すると、本学も必死に押し返すも最後はHO(フッカー)加藤竜聖(4年=石見智翠館)にゴール右隅に飛び込まれ、決勝トライを許した。

直後のコンバージョンも成功し、21-28で試合終了。歓喜に沸く東海大と、呆然と立ち尽くす本学。リーグ戦王者の座を東海大へ明け渡した瞬間だった。

チームをけん引するHO平田主将

リーグ戦から3週間、いよいよ選手権の初戦を迎える大東文化。HO平田快笙主将(環境4=大東大一)は「精度を意識する」ことが重要であると語る。

今年度のチームが取り組む『つなぐラグビー』は、「プレッシャーのある場面でまだミスがある」と課題を挙げた。

リーグ戦で決めたトライ数は58(うち1つはペナルティトライ)と、昨年度(36トライ)を大きく上回った。

だが、東海大戦での3トライは『つなぐラグビー』から生まれたものではなく、FW(フォワード)による近場のアタックやセットプレーなどが起点となっている。

選手権は、リーグ戦とは異なり負けたら終わりの一発勝負であり、4年生はそこで引退となる。

初戦の筑波大はもちろん、準々決勝で待ち構える天理大学も、関西王者の誇りをかけて試合に臨んでくるだろう。大東文化がボールを展開すれば、これまで以上にディフェンスでプレッシャーをかけてくるはずだ。

アタックのカギを握るハーフ団(左からSO大矢、SH南)

そのため、SH(スクラムハーフ)南昂伸(社経2=御所実業)とSO(スタンドオフ)大矢雄太(環境4=中部大春日丘)のハーフ団を中心に、冷静に試合展開をコントロールすることが必要となる。

対戦相手である筑波大はBK(バックス)を警戒すべきだと、選手たちは口をそろえる。

対抗戦でチームトップの8トライを挙げたWTB(ウィング)仁熊秀斗(2年=石見智翠館)や、的確にボールを動かすSH杉山優平(3年=大阪桐蔭)など、主力には下級生が多いものの、その実力は確かだ。

筑波大は2015年度以来、3年ぶりに選手権へと戻ってきた。奇しくも3年前の選手権でも、大東文化は筑波大と初戦で激突。

WTB福岡堅樹(現・パナソニック)を筆頭とした筑波大の猛攻を、大東文化が激しいディフェンスで防ぎ、31-22で勝利を収めた。

今回の選手権でも勝利をつかみ取るには、やはりディフェンスでの奮闘がカギとなる。

3年前の筑波大戦で2トライの活躍を見せたNO8(ナンバーエイト)アマト・ファカタヴァ(外英4=ティマルボーイズ高)も、「(当時は)チームが『One Team』でがむしゃらにディフェンスを頑張ったから、試合に勝てた」と話す。

平田主将は、「日本一までの過程はすごく難しいが、自分たちがやってきたことを100%出せれば負けない自信はある」と大学日本一へ向けて意気込んだ。

1994年度以来、明け渡してきた王者の座を取り戻すべく、『モスグリーン軍団』大東文化大学の挑戦が始まる。

文/写真:姜亨起(スポーツ大東)

◆ラグビー大学選手権3回戦
・12月16日(日)午後2:05 大東文化大学 vs. 筑波大学
※J SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信

スポーツ大東編集部

スポーツ大東編集部

1967年創刊。大東文化大学体育連合会所属。ラグビー部や陸上競技部、テコンドー部など国内外で活躍する「大東スポーツ」を、年4回の新聞発行やブログ、Twitterで学生たち自ら情報を発信する。現在活動している部員数は14名。随時部員募集中。
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