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ラグビー コラム 2018年11月16日

1敗の明治、3年ぶりの対抗戦優勝を賭け全勝の帝京と激突。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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もう負けは許されない。前節を落とした明治大学は第6戦、対抗戦7連覇中の王者・帝京大学と対戦。春季大会、夏合宿と連勝している勢いそのままに赤壁を打ち破る。今後を占う天王山は11月18日(日)、秩父宮ラグビー場にて行われる。

聖地・秩父宮ラグビー場で行われた慶應義塾大学戦は、伝統の一戦にふさわしい〝死闘〟を繰り広げたが「チームとしてミスが多すぎた」とSH(スクラムハーフ)福田健太主将(法4=茗溪学園)。

一時は逆転し前半でのミスを取り返したものの、終了間際に再逆転され24-28で競り負けた。

前半7分、自陣ゴール前での相手ボールラインアウト。「チームとして規律を守れなかった」(HO/フッカー武井日向・商3=国学院栃木)。タイミングを合わせられなかったスキに付け込まれ、先制を許す。

流れを悪くした明治は、「慶応のいいランナーにブレイクされてしまった」とCTB(センター)渡邉弐貴(営4=国学院栃木)が言うように、ディフェンスで後手に回り相手のアタックを止められず。12-21とリードを許したまま前半を折り返す。

膠着(こうちゃく)状態のまま迎えた後半20分。福田がつくったスペースから抜けだしたWTB(ウイング)高橋汰地(政経4=常翔学園)が、持ち味のスピードとフィジカルの強さを存分に発揮し2点差まで追い上げる。

ランとキックで活躍が期待される山沢

続く28分にも高橋がゴール前へゲイン。最後はFB(フルバック)山沢京平(政経2=深谷)がインゴール左隅に逆転のグラウンディング。「後半は悪くはなかった」(福田)と、流れは明治に傾いていた。

しかし、試合終了間際、自陣ゴール前5mでスクラムを献上。相手FW(フォワード)がそのまま持ち出し失トライ。24-28で無念のホイッスルが響いた。絶対王者との一戦を前に手痛い敗戦を喫した。

敗戦の中でも確かな収穫はあった。「スクラムは良かった」(FL/フランカー井上遼・政経4=報徳学園)と、重戦車はこの試合でも健在。相手ボールスクラムを3度ターンオーバーし観客を沸かせた。

また、高橋はゲームの要所でチャンスを演出。CTB森勇登(政経2=東福岡)のキックパスが山沢のトライをアシストなど、BK(バックス)陣も攻撃のバリエーションの多さを見せつけた。

セットプレーの安定が勝負を左右する

絶対王者を前に敗戦をどれだけ成長を遂げたのか。帝京大は今季もマクカラン兄弟を筆頭にフィジカルの強さを生かしたアタック、WTB竹山晃暉のランとキックは脅威となる。

さらに、前節では夏に惨敗した早稲田大学相手に前半で勝負を決め勝利。修正能力も折り紙付き。春夏連勝も「秋は本物と闘う」(田中澄憲監督)と引き締める。

慶応戦ではセットプレーでのミスが目立った。「スクラムやラインアウトでは細かいところにこだわっていく」(武井)。選手全員がミスなく自分の役割を発揮することが勝利への絶対条件となるだろう。

泣いても笑っても残すは次節と伝統の明早戦のみ。実力は拮抗しているだけに「タフさや我慢比べの根底の部分」(田中監督)が試合の行方を左右する。3年ぶりの対抗戦優勝を果たすため、〝前へ〟突き進むしかない。

文:高橋昇吾/写真:鈴木貴裕(明大スポーツ)

◆明治大学 関東大学対抗戦 放送&配信予定
・11月18日(日)午後1:50 帝京大学 vs. 明治大学
※J SPORTS 3 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信
・12月02日(日)午後1:50 早稲田大学 vs. 明治大学
※J SPORTS 1 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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