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ラグビー コラム 2018年10月4日

連敗の筑波大学、正念場の明治大学戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 筑波大学新聞
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9月9日から行われている関東大学対抗戦。筑波大学は初戦から早稲田大学、慶應義塾大学相手に連敗。

これ以上敗北が続けば、3年ぶりの全国大学選手権の出場が厳しくなる。第3戦の相手は昨年全国大学選手権準優勝の強豪・明治大学。早くも正念場を迎えている。

勝敗を左右したゲインラインでの攻防

9月30日に行われた慶應義塾大戦、筑波大は後半怒涛の追い上げを見せるも、前半の失点が響き24-35で惜敗した。

前半開始直後、筑波大はLO(ロック)後藤海夏人(体専3年)の猛チャージが決まり、FL(フランカー)中田都来(医学2年)が先制トライ。幸先良いスタートを切ったように見えた。

だが、慶應義塾大の強みである縦の突破に対し、筑波大のディフェンスは後手に回り、防戦一方となった。また、マイボールでのアタックの時間でも、パスミスやハンドリングエラーが相次ぎ、完全に相手に主導権を握られてしまった。

SH(スクラムハーフ)杉山優平(体専3年)は「焦りから攻撃が単調になってしまった」と悔やんだ。前半には計4トライを奪われ、7-28で折り返した。

古川拓生監督(体育系・准教授)が「前半のゲインラインの攻防で受けに回ってしまったことが敗因の全て」と言うように、前半の大量失点が最終スコアに響いた。

それでも筑波大は後半、驚異的な追い上げを見せる。ハーフタイムで、これまで取り組んできた順目に走ってゲインする攻撃のスタイルを再確認。これで選手の意識が統一され、攻撃が活性化された。

前半課題だったスクラム。早い段階での修正が必要

また、1列目の選手を全員入れ替えたことで、スクラムが一変した。前半とは打って変わって互角以上に押し合えるようになり、大きく士気が上がった。

後半24分、相手ゴール前でラインアウトからモールで押し込み反撃の狼煙を上げると、39分にもラインアウトを起点に最後はHO(フッカー)吉田隼人(同3年)がトライを決めた。

終了間際にも、CTB(センター)野中亮志(同3年)がディフェンスの間をすり抜けてトライを決めたが、逆転には至らずノーサイド。後半途中から流れをものにして反撃するも、一歩届かず24-35で敗北した。

第3戦の相手、明治大学は昨年全国大学選手権準優勝を果たした。さらに今年は王者・帝京大学に連勝し、勢いに乗っている。重戦車と称されるFW(フォワード)に加え、BK(バックス)もタレント揃いだ。

盤石の布陣を敷く明治大に対し、筑波大が試合を優位に進めていくことは難しい。だが筑波大にも、慶應義塾大戦の後半で見せた、取り組んできたことの徹底ができれば勝機はある。

FB(フルバック)前田土芽(同4年)は「コミュニケーションと意思統一を確実にすることで後半のような筑波のやりたいラグビーができる」と前を向く。選手たちの粘りに期待したい。

なお、筑波大学vs.明治大学の試合は、10月7日 (日) 午後1:50から、J SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文/写真:明石尚之(筑波大学新聞)

筑波大学新聞

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筑波大学やつくば市内のニューズを扱う、筑波大学公認の新聞。発行は年7回で発行部数は2万部以上。取材や原稿執筆、紙面の作成などは学生中心で行う。»Twitter »Facebook

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