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モーター スポーツ コラム 2024年5月16日

開幕戦の勢力図は一旦リセット? 九州大会の鍵は“コンディション”と“新ダンパー”か

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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約2カ月ぶりに開催されるスーパーフォーミュラ。

2024年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は、開幕戦から2ヶ月のインターバルを経て、大分県のオートポリスでシリーズ第2戦を迎える。年に一度の国内トップフォーミュラ九州ラウンドは、今年も目が離せない1戦となりそうだ。

まずは第2戦開幕を前に、ひとつニュースが飛び込んできた。昨年のFIA F2でチャンピオンを獲得したテオ・プルシェールが、急きょシーズン途中から米インディカーシリーズに参戦することになった。これにより、スーパーフォーミュラから離れることになったが、その代役として注目のドライバーがやってくる。IMSAで活躍中のベン・バーニコートだ。昨年のIMSA GTD Proクラスでチャンピオンに輝き、シーズンオフにはWECとスーパーフォーミュラのルーキーテストに参加。特にスーパーフォーミュラでは1日のみの走行機会でレギュラードライバーと変わらないタイムを記録するなど、見どころある走りを披露してくれた。

もちろんオートポリスは初経験となるバーニコートだが、この千載一遇のチャンスをモノにできるのか。注目が集まるレースウィークとなる。

さて、全体の話に戻すと……今シーズンは例年より1ヶ月早い3月上旬にシーズンがスタートし、ある意味“極寒”のコンディションで行われた開幕戦とは異なり、今回のオートポリス戦は気温20度を超える暑さの中でのレースとなることが予想されている。

気温が2~3℃変わるだけでクルマの動きや感触が変わり、予選では0.001秒単位でポジション争いをしているほど、繊細かつ超接戦のなかでバトルが繰り広げられているスーパーフォーミュラにおいて、これだけコンディションが変わると、全体の勢力図に大きな影響を及ぼす可能性が非常に高い。

振り返ると、開幕戦の鈴鹿大会では野尻智紀(TEAM MUGEN)優勝を飾り、2位に山下健太(KONDO RACING)、3位に山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)と続いた。そのほかにもポイント圏内でフィニッシュした顔ぶれを見ると、例年の開幕前テストで速さを見せているチームが大半を占めていた。週末を通して順調な走りを見せていた一方で、VANTELIN TEAM TOM’SやITOCHU ENEX TEAM IMPULなど、昨シーズンも安定した強さを発揮したチームが開幕戦で苦しんでいる印象があった。

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