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ほろ苦デビューの日本人2人、ガンバレ! | FIM スーパースポーツ世界選手権2023 第4戦 カタルーニャ プレビュー
モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシFIMスーパースポーツ世界選手権
日本人ライダー2人が参戦することで注目が集まっている「FIMスーパースポーツ世界選手権」。今年はメインレースのスーパーバイク世界選手権以上に国内の視線が注がれているわけですが、第4戦はスペインのカタロニアサーキットでの開催です。今回は5月5日(金)〜7日(日)に開催される第4戦のプレビューをお届けしましょう。
今季は「FIMスーパースポーツ世界選手権」の中でヨーロッパ開催のレースで「WorldSSP Challeng」というヨーロッパ戦限定クラスが設定され、岡谷雄太(カワサキ)と阿部真生騎(ヤマハ)が参戦しています。
そんな日本人ライダー2人にとって、第3戦・アッセンのレースはまさに「ほろ苦」デビューのレースになってしまいました。昨年まで小排気量の「FIMスーパースポーツ300世界選手権」に参戦していた岡谷雄太(カワサキ)は初の中量級クラスへの参戦。昨年の鈴鹿8耐で1000ccマシンも経験済みですが、また違ったアジャストが必要になってくる新たなチャレンジです。
「ProDina Kawasaki Racing」からカワサキZX-6Rを駆り参戦する岡谷雄太(カワサキ)はトップから3〜4秒落ちの厳しいタイムでフリー走行を終え、スーパーポール予選ではトップから4秒落ちの28番グリッドをなんとか獲得。決勝はレース1、レース2共に23位で完走を果たしました。
しかしながら、完走したライダーの中では最下位。アッセンは昨年カワサキNinja400で「FIMスーパースポーツ300世界選手権」を走り、決勝ファステストラップも獲得したサーキット。それだけに屈辱的な結果になってしまいました。
ただ、次の第4戦カタロニアは岡谷にとっては相性の良いサーキットで、昨年も「FIMスーパースポーツ300世界選手権」で優勝を飾っていますから、何とか少しでも前を走れるようになって欲しいものです。
一方、岡谷よりももっと厳しい結果になってしまったのが阿部真生騎(ヤマハ)です。ノリックJr.の参戦ということで海外からも注目を浴びた阿部の参戦でしたが、ヨーロッパ初挑戦の洗礼を受けることになります。フリー走行1回目、2回目共に105%以内のタイムに入れることができずに苦戦。スーパーポール予選では転倒を喫し、105%ルールの基準タイムに到達できず、屈辱の予選落ちとなりました。
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