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モーター スポーツ コラム 2020年10月14日

昨年の今日

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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台風19号 那珂川の氾濫

10月13日にこの小欄の文章を書いています。
ちょうど1年前のこと。台風19号の豪雨によって茨城県を流れる那珂川が水戸市の周辺で堤防が決壊、氾濫。ツインリンクもてぎ(TRM)に向かう際に使う常磐高速道路の水戸北スマートインターチェンジの周辺が水没した。朝刊にそのインターチェンジの直ぐ近くで氾濫の被害を受けた中華料理店が店舗を再建して開業にこぎつけたという記事が掲載されていた。そこから数百メーター離れたところにあるホームセンターも店舗が冠水、甚大な被害を受けた。先日、9月にTRMで行われたSUPER GTの第4戦の際に周辺を走行してホームセンターやコンビニエンスストアが営業しているのを確認できた。
当のTRMも豪雨の際には調整池がいっぱいになったのではないだろうか。

近年、豪雨や自然災害による被害があるけれど、他のサーキットも施設が被害を受けたり、イベントが中止されたりしてきた。
九州のオートポリスは、2016年の熊本/大分大地震でアクセスロードが寸断され、コース、施設も被災してしまった。
富士スピードウェイは(FSW)、2010年に台風によって所在する小山町が記録的な豪雨に見舞われた。FSWの巨大な調整池がキャパシティを超えてしまって、溢れ事務所が浸水。敷地内の数カ所で土砂崩れが起き、SUPER GTの第7戦が中止となってしまった。当日、FSWの職員さんに確認しなくてはならない別件があり、電話したら、これから避難するとことだと電話を切られた。

鈴鹿サーキットでは、1989年の1000Km決勝は、前夜からの雨で1コーナー内側の下池が氾濫。1コーナーの路面半分以上が冠水。決勝は中止、その年の12月に決勝は順延された。下池の手前にあった駐車場に駐車されていたトランスポーターが何台も浸水。若き運転士さんが、胸まで水に浸かり、トラックのフックにロープをかけに行き、トランスポーターを引っ張っていたその光景を思い出す。中止が決まりサーキットを離れようとした際には、夏の太陽が燦々と注がれていた。

筑波サーキットは、近隣を流れる小貝川の氾濫で、周辺の町が浸水。同サーキットは、最終コーナー内側の池が氾濫して、コースが冠水した。(何年のことだか・・。記憶が曖昧です。すみません)

海外の友人が、災害の多い日本を離れて、移住したらと言う。
でも、移住なんてできないし、そのつもりもない。

今週末は、スポーツランド菅生でSuper Formulaの第3戦です。良い天気で行われますように。でも、予報は、あまり宜しくない。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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