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サイクル ロードレース コラム 2024年6月10日

辛勝もツールへ弾みの「ログリッチ劇場」 “最終日男”ヨルゲンソンは不運続くヴィスマの救世主になるか【Cycle*2024 クリテリウム・デュ・ドーフィネ:レビュー】

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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クリテリウム・デュ・ドーフィネ

総合表彰 優勝ログリッチ、2位ヨルゲンソン、3位ジー

「ツール・ド・フランスの前哨戦」というには贅沢で、本番さながらの激戦に期待が膨らんだ今年のクリテリウム・デュ・ドーフィネ。大会後半に待ち受けたアルプスの山岳ステージを2連勝したプリモシュ・ログリッチ(ボーラ・ハンスグローエ)が、4月のレースで負った怪我からの復調を示す個人総合優勝。ひとまずは、ツールに向けて明るい材料を得ることができた。

「ツールについては考えず、このレースをしっかり走ることだけに集中していた。勝てて本当にうれしい、信じられないよ。そう簡単に勝てるレースではないから、この瞬間を心から味わいたいね」(ログリッチ)

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“ひとまず”と書いたのには、当然ワケがある。

第7ステージまでは順調に、着実に戦いを進めていたが、最終・第8ステージで苦しんだのだ。第6ステージを勝って得たマイヨ・ジョーヌは、彼の力をもってすれば最後まで守り切れるはずだった。しかし、自分より10歳前後歳の離れたヤングライダーたちの捨て身の攻撃に、思いがけず顔をゆがめた。

とりわけ、マッテオ・ヨルゲンソン(ヴィスマ・リースアバイク)の猛追はこの大会の歴史をも変えようかという走りだった。第8ステージのスタート時点での両者間の総合タイム差は1分2秒。それが、この日の最終登坂プラトー・デ・グリエール(距離9.4km、平均勾配7.1%)だけでひっくり返るのでは、と思わせるほどにヨルゲンソンの勢いがログリッチを圧倒していたのだ。

結果的に、ステージ2位で終えたヨルゲンソンから48秒差でまとめたログリッチがマイヨ・ジョーヌをキープ。終わってみれば総合タイム差は8秒。「かろうじて逃げ切った」という表現がふさわしい格好となった。

「いやぁ、ギリギリだったね。僕にとって十分な総合タイム差だったことは確かなんだ。余裕をもって走るつもりが、イメージと違うレースになってしまった。アルプスを3日間走ってきての疲れが出てしまったのかもしれないね。ただ、いずれにしても1分以上あったリードが最後まで有利に働いたよ」(ログリッチ)

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