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サイクル ロードレース コラム 2023年7月23日

【ツール・ド・フランス2023 第20ステージ結果速報】ヴォージュ山地の難ステージをポガチャルが区間勝利、ピノが地元でツールの山々にお別れ、第110代マイヨ・ジョーヌはヨナス・ヴィンゲゴー

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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復活のポガチャルが区間優勝、今大会区間2勝目

復活のポガチャルが区間優勝、今大会区間2勝目

最後の決戦の地、ヴォージュ山地までたどり着いたツール一行、151人がベルフォールからル・マルクシュタイン・フェルランまでの133.5kmの戦いに挑む。アクチュアルスタートで飛び出したのは3日連続となるヴィクトル・カンペナールツがヤスペル・デブイスト(ともにロット・デスティニー)を連れて飛び出した。リドル・トレックが積極的に追い最初の2級山岳で捉え、マティアス・スケルモースのアシストでジュリオ・チッコーネ(ともにリドル・トレック)が山岳ポイント収集の旅へ。ジュリアン・アラフィリップスーダル・クイックステップ)やクリスツ・ニーランズ(イスラエル・プレミアテック)、ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)が同行者。

下りで総合4位のカルロス・ロドリゲスイネオス・グレナディアーズ)とセップ・クスユンボ・ヴィスマ)が落車、2人とも顔から血を流しながらメディカル・カーから治療を受けている。中間スプリントポイントはマッズ・ピーダスン(リドル・トレック)が先頭通過、そのグループにマイヨ・ジョーヌ着用のヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が紛れ込み、総合2位のタデイ・ポガチャルUAEチームエミレーツ)は20秒後方の追走にいるため、レースは慌ただしさが続いている。

メイン集団がヴィンゲゴーらを吸収し、常に飛び出していたチッコーネら15人は逃げ続け人数を減らしながら2級山岳を先頭通過、ヴァランタン・マドゥアスの協力でティボー・ピノ(ともにグルパマ・エフデジ)が2級山岳で先頭グループに追いつき6人のグループとなった。山頂はチッコーネが先頭通過、下りでクリス・ハーパー(チーム ジェイコ・アルウラー)が追いついた。

3級シュルト手前5kmでマドゥアス、ケヴィン・ヴェルマーク(チームDSM・フィルメニッヒ)、リゴベルト・ウランEFエデュケーション・イージーポスト)も先頭にジョイン、メイン集団は1分後方をUAEチームエミレーツが牽引している。ピノのツールでの最後の勇姿を見届けに押し寄せたファンが路上ペイントや感謝を伝えるバナーを掲げ、温かくピノの登坂を名前を呼んで応援した。山頂ではチッコーネがポイントを獲るよう促し、チッコーネは山岳賞を確定させガッツポーズで自身を褒め称えた。

1級プチ・バロンでピノが単独先頭で上りファンの思いに走りで応え、山頂を先頭通過。1級プラツァーヴァーゼルでアタックしたポガチャルにヴィンゲゴーがついていき、総合8位のフェリックス・ガル(AG2Rシトロエン)と3人で山頂手前4kmで先頭に追いつきピノはついていけなくなった。山頂先頭をガルが先頭通過、追走のアダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ)とサイモン・イェーツ(チーム ジェイコ・アルウラー)が先頭3人に追いつき、アダムがポガチャルを牽引。ラスト200mでヴィンゲゴーがアタック、ポガチャルが捲りガッツポーズで吠えながらフィニッシュラインを越えた、難関ステージをみごと勝利で飾ったポガチャルは今大会2勝目。同タイム着のヴィンゲゴーは明日ゴール次第のマイヨ・ジョーヌに王手をかけた。

ロドリゲスとサイモンの総合順位が入れ替わり(4位・5位)、落車のクスは9位から12位まで順位を落とし、ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ)、ギヨーム・マルタンコフィディス)、ピノがひとつずつ順位を上げた、ピノはこの日の敢闘賞を獲得、ポディウムとインタビューを楽しんだ。

「今日は自分らしさを取り戻すことができた、スタートからフィニッシュまでとてもよかった、またいい気分で走れた」ポガチャル勝利後インタビュー

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