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フィギュア スケート コラム 2025年3月26日

浅田真央 後編「自分がやってきたスケート人生に全く後悔はない」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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現役時代を振り返り「後悔はない」と話す浅田さん

現役時代を振り返り「後悔はない」と話す浅田さん

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。

今回のゲストは浅田真央さん。幼い頃から天才少女と呼ばれ、日本の女子フィギュアスケート界を牽引。今もなお多くのファンに愛されている浅田さんがスケートリンクをオープン。長年の夢だった「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」を舞台に、KENJIの部屋をお届けします。

ここでは番組の書き起こしコラムを全4回に分けてお届け。2回目は、現役引退への思いとその後の歩みについてを聞いていきます。

J SPORTS オンデマンド番組情報

思い出のプログラムはソチのフリー

浅田:五輪も最終的には自分の目標は達成できなかったんですけど、今思うと自分がやってきたスケート人生、選手生活に全く後悔がないので、一生懸命がんばってきて良かったなって思います。結果はどうであれ、一生懸命向き合ってやってきたので後悔はないです。

KENJI:素晴らしいと思います。真央ちゃんのキャリアを振り返ってみたんですけども、改めて、どう思いますか?

浅田:いろいろ長いなって。小学校6年生で日本選手権に出させてもらってから、15歳ではじめてシニアに出場。本当に山あり谷ありで選手生活を終えたなって思いました。

KENJI:この表の前にも、もっといっぱいあるんだもんね。

浅田:そうですね。15歳からなので。長いなって思います。

KENJI:ちなみに一番思い出のプログラムは?

浅田:ソチのフリーですね。自分の集大成という場所で、結果はどうであれ一つのプログラムを終えられたのは良かったなと思います。

スケートで恩返しをしたい

KENJI:ここからは真央ちゃんのキャリア第2章ということで、現役引退後について話を聞いていきたいと思います。プロスケーターとして活動をはじめるわけですけども、現役時代からイメージをしていましたか?

浅田:はい。中学校2年生の時にはじめて浜崎あゆみさんのライブに行って衝撃を受けたんです。「いつかこういうアイスショーをやりたい」って、その時に思いました。それから自分の選手時代にいろいろなジャンルの曲を滑るようになったんですね。なぜなら、浜崎あゆみさんのライブは、あゆさん一人ですごくいろいろな表現をされていました。美しかったり、かっこよかったり、切なかったり。それを見て、こういうアイスショーをやっている人はいないなと思って。そこから来ていますね。

KENJI:引退までは「すごくギリギリだった。大変やった」って言っていたから、もうちょっとゆっくりするのかなと思ったら、結構すぐに活動をはじめたよね。のんびりしたい気持ちとかはなかったの?

サンクスツアーの様子

サンクスツアーの様子

浅田:ショーが決まっていたのもあるんですけど、自然でしたね。そこから自分も「がんばるか」って。ひとつ、ゲストで出るショーを終えて、そこから自分に何ができるかなって考えた時に「スケートで恩返しをしたい」って思いました。2018年にスタートしたサンクスツアーは、タイトルの通り「ありがとう」という思いを込めたツアーです。全国に私が行って、感謝を届けるアイスショーでした。スケートのアイスショーはチケット代がすごく高いですし、やる場所もだいたい決まっています。遠い人やご年配の方は来られなかったり、家族で来られなかったりすることも多かったと思うので、チケット代を安くして、いろいろなところを回って、身近でスケート見ていただく。これまで応援してもらっていた人に感謝を届けたいというコンセプトのアイスショーでした。

KENJI:いろいろなところに行っていたし、内容もいっぱい考えたの?

浅田:サンクスツアーの構成は、選手時代に使っていた曲をいくつか引っ張ってきて、バランスよく入れ込みましたし、常設のスケートリンクがあるところは全部回りました。

KENJI:沖縄も行っていたよね。

浅田:沖縄も行きました。アイスショーを、あの規模ではやったことがなかったことや、お客さんの熱もあって、最後の方は氷が溶けてきちゃって。でも、みんなが指を鳴らして最後も踊っちゃって、すごいスペシャルでしたね。

KENJI:行きたかったけどな。俺も振り付けで全国を回るんだけど追いかける形になって「先週、いらっしゃいましたよ」みたいなことを聞いて「もうちょっと早く来れば良かったな」って。本当に行くところは全部、真央ちゃんの写真とサインがあったら、すごい活動なんだなと思ってたよ。

浅田:スタートとしては大成功だったなって思います。

KENJI:続いて手がけたのが「BEYOND」。このショーもすごい話題になりました。

浅田:このショーには、自分が現役時代に使っていたプログラムで、サンクスツアーで使用しなかったものをピックアップして構成をしたんです。「どんなことがあっても乗り越えていこう」というテーマでアイスショーを届けました。

KENJI:振り付けも衣装もすべて真央ちゃんがやるの?オーディションも?

浅田:「BEYOND」は2回目だったので、自分のやりたいことを実現するように進めていた感じです。オーディションに関しては、最初のサンクスツアーではメンバーがいないので、とりあえず一度(オーディションを)してみようと思って行いました。興味を持ってくれたスケーターが応募してくれたんですけど、「BEYOND」では、自分もそうですし、周りのスケーターにももっと向上してもらいたいって思いもあって。サンクスツアーを見て「こういうアイスショーだったら出たい」と思ってくれる子たちもいるだろうなと考えて、もう一度オーディションしたんです。

KENJI:緊張するよね。オーディションも大変でした? 中には知ってる人もいるだろうし。

浅田:楽しかったです。「BEYOND」の時は、技術を見る=得意なものをやってもらって、課題としては、オーディションまでに「このプログラムを見て覚えてください」という形式にしました。その後に面接みたいな流れです。

KENJI:一度やっているから大変さも知ってるけど、2回目だからこそ、さらに大変だったことはある?

浅田:「BEYOND」の時はいろいろ大変なこともあったんですけど、最終的にはみんながひとつの目標に向かっていけるので、自分も「BEYOND」しようって思いました。

文:J SPORTS編集部

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