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WWE コラム 2019年12月12日

RAW#1385「ブーイングに見るヒールへの期待~ロリンズ、カブキの場合」

WWE 前回までのロウ&スマックダウン by J SPORTS 編集部
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カブキ・ウォーリアーズ(写真は12月2日のもの)

悪霊の所業を見ただろう?対戦したベイラーやロリンズはどうなった?変わっちまった・・・悪い方にな。」いみじくもミズがこう、指摘していた通り、ブロック・レスナーと知力の限りを尽くしてしのぎを削っていた頃のセス・ロリンズは、もはや存在しないようだ。12・9グリーンビル大会の番組中盤、試合を終えたばかりのバイキング・レイダース、ストリート・プロフィッツをリングから無理やり追い出し、「これから、やり残した大事な仕事をする。AOP(アカム&レーザー)との決着戦だ。2対1でも構わないぞ!」ここまで言い切った割に、ケビン・オーエンズが鉄パイプ(=ミステリオから授けられた、レスナー打倒の代物)を持って現れると、「その鉄パイプは必要ないだろう。それにあんたとAOPは関係ないはずだ。俺は帰る。」と、控室に戻ってしまう。この奇行の理由は後半に明らかになるが、番組に命を捧げた男のヘタレた姿に、観客は大ブーイングだ。その後、バックステージでAOPの車を見つけたオーエンズは、鉄パイプで破壊を試みる。しかしそこにアカム&レーザーが現れ、オーエンズを襲撃。殴る蹴るに加え、車のリアゲートにオーエンズの頭を打ち付けた際、カメラが車内にズームインすると、リアシートに人影が。悲しいことに、黒いフードを被って隠れていたこの男こそ、ロリンズだった。暴行の限りを尽くされ、息も絶え絶えのオーエンズを見下ろす前ユニバーサル王者は、助けるどころかとどめのストンプを一撃し、AOPと行動を共にする。再びステージに姿を現したロリンズは、今やお約束となった“自分探し”の演説を始める。「みんな、俺にどうしてほしいんだ?俺は体がボロボロになりながらレスナーに2度も勝ち、ここにベルトを持って帰ってきた。すべて、みんなのためだ。それなのに、どういうことだ?俺は本当にAOPとは何の関係もなかったのに、嘘つき呼ばわりしたじゃないか。やってられるか。俺をダメにしたのはお前らだ。俺はAOPと組むことで、自分を取り戻すんだ。」やはり、というか、疑惑通りの3ショットだ。饒舌すぎるロリンズと、言葉の壁があるアカム&レーザーの合体。新生AOPは、これからどんな自己主張を始めようというのか。

一方、女子タッグ王者のカブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)は、ベッキー・リンチとのハンデ戦に臨んだ。歌舞伎をイメージする和風テイストの新テーマ曲で入場したカブキは、序盤こそコンビネーションを見破られてリンチの攻勢を受けるが、10分を過ぎると徐々に合体技が決まり始める。しかし、満を持して放ったカイリのダイビングエルボーを交わしたリンチがディスアーマーを極めると、危険と見たアスカがパイプ椅子を持ち出し、反則裁定となった。さらにその後も攻撃の手を緩めないカブキは、テーブルに押さえつけたリンチめがけてカイリが再度ダイビングエルボー。バラバラになったテーブルの下敷きになったリンチを、怪しげな東洋風ダンスで挑発する二人の姿に観客のヒート(=興奮させること)は最高潮。この日も「いい仕事」で試合を締めくくった。 12・15TLCを前にヒールが番組を席巻している感のあるロウだが、観客のブーイングにも様々なものがある。カブキに対するブーイングは歓声の入り混じったリアルなものだが、ロリンズへのそれは違った。幾分イラ立ちと戸惑いを含んだ”不完全”なもの。要は、観客の心を一つにまとめられていないという印象を持った。そもそも、観客が自分の奮闘にふさわしい見返りをくれないからハグレ軍団入りするというのも、“地上最高のレスラー”を自称するロリンズにしてはあまりに矮小だし、以前にベイリーがヒールターンした時の言い分にそっくりなのも気にかかる。プロレス番組のストーリーは、ヒールが支えていると言っても過言ではないが、はたして、ロリンズのヒールターンは吉と出るのか凶と出るのか。WWEクリエイティブ・チームの叡智に期待したい。

J SPORTS編集部

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