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WWE コラム 2019年8月27日

SD#1044「混迷のスマックダウン!! 中邑&ゼイン共闘の裏に何が?」

WWE 前回までのロウ&スマックダウン by J SPORTS 編集部
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今月15日、新日本、全日本など日本国内のプロレス団体で活躍したケンドー・カシンがWWEの専任コーチに就任した。彼の近著「50歳で初めてハローワークに行った僕がニューヨーク証券取引所に上場する企業でゲストコーチを務めるまで」によれば、WWEの訓練基地であるパフォーマンスセンターでは「リング上の練習やコンディショニングだけでなく、マンツーマンで英語を勉強したり、マイクパフォーマンスを学んだりする人もいた。パフォーマンスセンター内にインタビュールームがあるので、そこで本番さながらのインタビューの練習をするわけでね。」世界中からスター候補性が集まるWWEだけに、非英語圏出身の選手でも各自の課題を埋めるシステムが完備されているというわけだ。とすれば、日本人レスラーがアメリカでトップ集団と絡めない原因となっている英語力も、ここで地道に訓練すればいつかは花開くはず。

そんな期待を知ってか知らずか、8・20スーフォールズ大会に登場したインターコンチネンタル王者・中邑真輔は英語による対話に一切交わることなく、名前を呼びかけられても妖しげな表情で指をくねらすばかり。これは、中邑がトークコーナー「ミズTV」に出演した際の出来事だ。中邑の人差し指が向けられた先にいたのはサミ・ゼイン。ミズの質問に対し、代わって受けたゼインは「真輔に英語で質問するのか?彼は日本人で、アーティストでもあるが、自分を表現できない現状に我慢ならないそうだ、だから、聞きたいことがあれば俺に聞いてくれ。俺は真輔を理解できるし、彼の心が分かる。コインの裏表のようにな。」このセリフに黙って頷く中邑真輔。

正直、ここまでの展開がまったく理解できなかったが、ゼインの忠告を無視して英語で問いかけたきたミズにキンシャサを浴びせ、ボコボコにする中邑の姿を見て合点がいった。ミズは対話の達人だ。アドリブを仕掛けた相手の反応次第でセリフを使い分け、会場の注視を一身に集める「サイコロジー(観客の心理を操ること)」の体現者でもある。そんなミズの抗争相手が日本人の中邑では、陳腐化したストーリーしか作れず、何より表現レベルで失笑される恐れがある。そんなリスクを負うくらいなら中邑には何も語らせず、ミズ同様、対話能力に長け、試合巧者でもあるゼインに代弁役を任せれば、トークのクオリティを担保できるだけでなくストーリーの幅も飛躍的に広がるに違いない。

賢明なるWWEクリエイティブチームは、そう判断したのだろう。同じコンセプトで、マネージャーを立てながらとん挫したカブキウォリアーズの事例もあるが、対話の当事者がミズとゼインならば中邑を置き去りにすることなく、どんなストーリーにも対応可能だろう。その一つが上述の指差しのシーン。言葉は発さずとも人差し指と顔の表情だけで二人の対話に割って入った中邑のパフォーマンスは、十分にサイコロジーを体現していた。物言わぬジャパニーズを挟んで英語を巧みに操る二人の表現バトル。視聴中は画面から片時も目を離さず、彼らのサイコロジーを存分に堪能していただきたい。一方、レインズ襲撃事件の真犯人が明かされることになっている今大会では、番組のカメラクルーがパックステージに潜入。ダニエル・ブライアンの不審な行動に密着した。

黒いフードを被った謎の人物を連れて現れたブライアンは、狭いロッカールームに入っていき、ローワンに監視させる。その後の状況は番組の随所でレポートされるが、レインズにも同席を求め、必要以上のハイテンションで熱弁をふるうブライアンによって、謎の人物の正体が明かされたのは放送終了ギリギリの時間。フードを取り、自分を死地に追いやろうとした襲撃犯の正体を知ったレインズは、想像を超えた結末に驚きのあまり言葉を失うだけだった・・・(ぜひ、放送で再確認を!)
J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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