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コンプライアンス(法令順守)を重視する企業にとって、パワハラ対策は至上命題だ。しかし、WWE(というよりも、マクマホン家)にとって、そんな辛気臭いお題目はどこ吹く風。むしろ、パワハラこそWWE経営の生命線と考えている節がある。前夜のサマースラム(SmS)で激闘を演じたシェインとケビン・オーエンズが、経営者と被雇用者に立場を変えた8・13トロント大会では、WWE名物ともいえるパワハラ攻撃が炸裂し、オーエンズを激しく追い詰めた。これまで、シェインが番組を私物化することに異議を唱えていたオーエンズは、8・11SmSで退団を賭けてシェインとの一戦に臨む。結果はオーエンズの完勝に終わったが、逆にこの試合でシェインの手助けをしたアライアスへの暴行罪を問われ、10万ドルもの罰金を科されてしまう。
「何? 10万ドルの罰金だと?その金は息子の学費と家の頭金なんだ。考え直してくれ!」すでにギャラの使い道を決めていたオーエンズの動揺は、これまでになく激しいものだった。撤回を迫ったものの、「否!」と非情な返事を繰り返すシェインを追って控室に押し掛けるが、ここでも返答は変わらず。それどころか、「俺は選手でなく、会社の人間としてここにいる、俺に暴力を振るったら、お前を訴えて全財産を没収してやるぞ」と、さらなるパワハラ攻撃を加える始末。ユニバースのヒート(興奮)を煽るのは重要だ。しかし、オーエンズの小市民ぶりをここまで強調する演出プランはいかがなものか。ストーンコールド・スティーブ・オースチンの得意技を継承し、労使闘争の急先鋒に立つオーエンズが、家族の生活のために前言を翻すようなことがあれば、シェインとの抗争自体が無意味なものとなる。次週以降にどんな新展開が見られるのか、注目だ。
一方、未だ出口が見えない「ローマン・レインズ襲撃事件」は、前週の番組内でバディ・マーフィーが襲撃現場にいたことが判明。レインズに鉄拳制裁を加えられ、虫の息で口に出した黒幕の名は「ローワン」だった。渦中のマーフィーはこの日、シングルでレインズと対戦。予想外の健闘を見せたが、最後はスピアーで敗北を喫すると、ここ最近の不可思議な出来事に魂を奪われたような表情で控室にたどり着く。そこに追い打ちをかけるように、「なぜ嘘をついた?嘘を認めろ」と乗り込んできたのがダニエル・ブライアン&ローワン。二人の容赦ない拷問に悶絶したマーフィーは、レインズへの自白は嘘だったことを認める。しかし、連日にわたる制裁を受けたマーフィーが、そもそもどうして襲撃現場にいたのか、真相は闇のままだ。
そうした状況下、ブライアンはレインズに謝罪を要求すると共に、次週までに自分たちが真犯人を明らかにすることを宣言。いかに地球規模での平和とエコロジーを推進するブライアンの発言とは言え、この言葉をそのまま信じてよいものか?次週スマックダウンで、すべてが白日の下にさらされる!
「何? 10万ドルの罰金だと?その金は息子の学費と家の頭金なんだ。考え直してくれ!」すでにギャラの使い道を決めていたオーエンズの動揺は、これまでになく激しいものだった。撤回を迫ったものの、「否!」と非情な返事を繰り返すシェインを追って控室に押し掛けるが、ここでも返答は変わらず。それどころか、「俺は選手でなく、会社の人間としてここにいる、俺に暴力を振るったら、お前を訴えて全財産を没収してやるぞ」と、さらなるパワハラ攻撃を加える始末。ユニバースのヒート(興奮)を煽るのは重要だ。しかし、オーエンズの小市民ぶりをここまで強調する演出プランはいかがなものか。ストーンコールド・スティーブ・オースチンの得意技を継承し、労使闘争の急先鋒に立つオーエンズが、家族の生活のために前言を翻すようなことがあれば、シェインとの抗争自体が無意味なものとなる。次週以降にどんな新展開が見られるのか、注目だ。
一方、未だ出口が見えない「ローマン・レインズ襲撃事件」は、前週の番組内でバディ・マーフィーが襲撃現場にいたことが判明。レインズに鉄拳制裁を加えられ、虫の息で口に出した黒幕の名は「ローワン」だった。渦中のマーフィーはこの日、シングルでレインズと対戦。予想外の健闘を見せたが、最後はスピアーで敗北を喫すると、ここ最近の不可思議な出来事に魂を奪われたような表情で控室にたどり着く。そこに追い打ちをかけるように、「なぜ嘘をついた?嘘を認めろ」と乗り込んできたのがダニエル・ブライアン&ローワン。二人の容赦ない拷問に悶絶したマーフィーは、レインズへの自白は嘘だったことを認める。しかし、連日にわたる制裁を受けたマーフィーが、そもそもどうして襲撃現場にいたのか、真相は闇のままだ。
そうした状況下、ブライアンはレインズに謝罪を要求すると共に、次週までに自分たちが真犯人を明らかにすることを宣言。いかに地球規模での平和とエコロジーを推進するブライアンの発言とは言え、この言葉をそのまま信じてよいものか?次週スマックダウンで、すべてが白日の下にさらされる!
J SPORTS 編集部
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