広島サンダーズ、チャンピオンシップ出場に向け、負けられないウルフドッグス名古屋戦。SVリーグ 男子第19節のみどころ

広島サンダーズvs.ウルフドッグス名古屋

チャンピオンシップ出場権が残り3枠となった「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は、3月15日（土）と16日（日）に、第19節の全5カードが開催される。

残り試合（各チーム44試合、残りは8試合か10試合）を考えると、6位につける日本製鉄堺ブレイザーズ（14勝20敗・44ポイント）と、1ゲーム差の7位につける広島サンダーズ（14勝22敗・44ポイント）、8位の東レアローズ（10勝24敗・30ポイント）が、レギュラーシーズン最終盤まで最後の枠をかけて熾烈な争いを繰り広げそうな状況と言える。

◆順位表　※第18節終了時点

1位　大阪Ｂ　29勝5敗
2位　WD名古屋　29勝7敗
3位　サントリー　26勝8敗
4位　東京GB　20勝16敗
5位　STINGS愛知　20勝16敗
6位　日鉄堺BZ　14勝20敗

7位　広島TH　14勝22敗
8位　東レ静岡　10勝24敗
9位　VC長野　8勝26敗
10位　ヴォレアス　4勝30敗

※6位までがチャンピオンシップ出場

特に日鉄堺BZと広島THの2チームは、第21節に直接対決（広島THホーム）を残しており、ここの勝敗が大きな意味を持つことになるのは言うをまたないが、それ以外の残りカードがどうなっているのか、ここで確認しておこう。

今週末の第19節で、ホームに現在2位のウルフドッグス名古屋を迎える広島TH。その後、第20節で最下位のヴォレアス北海道とアウェイで対戦。続く、第21節の直接対決を挟み、第22節は8位の東レ静岡とのアウェイゲームが残されている。

一方、日鉄堺BZは第19節で敵地で、首位の大阪ブルテオンと対戦し、第20節ではホームに現在2位のWD名古屋を迎え、第21節の直接対決を終えると、第22節で敵地にて東京グレートベアーズと対戦した上で、レギュラーシーズン最後の週末に第6節未消化分の敵地ヴォレアス戦を残している。

単純に今季の対戦成績から考えると、現時点では後塵を拝しているとはいえ、広島THの方にやや分があるように思えるが、ともに上位2チームと当たる、今週末の第19節でアップセットが起こると、状況は大きく変わることになる。

特に第19節でWD名古屋と対戦する広島THは、今季WD名古屋に対し4戦全敗ながら、2試合はフルセットの激闘を戦っており、直近で対戦した、わずか2週前の第17節のGAME2では、先に2セットを先取しつつ、最終セットを2点差で競り負ける惜敗を喫しているだけに、ストリーライン的にはリベンジを果たす舞台は整っていると言える。

そんな広島THは前節、VC長野トライデンツを2試合連続ストレート勝利で撃破しており、チームは上昇機運にある。

特にこの2試合では、チームとして両試合ともアタック決定率が60％を上回ったほか、攻撃的なサーブで相手のレシーブを乱す場面を随所で作り出しており、第19節はホームの声援を受けるなか、引き続き、このパフォーマンスを再現したいところだ。

一方、WD名古屋はリーグ戦11連勝と破竹の勢いに乗ったまま、広島でのアウェイゲームに臨む。特に現在得点ランキング首位のニミル アブデルアジズは、前節のゲーム2でも43得点を挙げるなど、別格の破壊力は健在だ。

絶対的な攻撃力に劣る広島TH側からすると、前述した前回対戦時に相手を上回ったサーブレシーブと、ブロックの精度をどれだけ上げられるかが、強豪からの白星に向けた鍵となりそうだ。

◆3月15日（土）
・午後1:05　広島サンダーズ vs. ウルフドッグス名古屋
・午後2:05　VC長野トライデンツ vs. ヴォレアス北海道
・午後2:05　東レアローズ静岡 vs. ジェイテクトSTINGS愛知
・午後2:05　大阪ブルテオン vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後3:08　東京グレートベアーズ vs. サントリーサンバーズ大阪

◆3月16日（日）
・午後1:05　VC長野トライデンツ vs. ヴォレアス北海道
・午後1:05　広島サンダーズ vs. ウルフドッグス名古屋
・午後2:05　東レアローズ静岡 vs. ジェイテクトSTINGS愛知
・午後2:05　大阪ブルテオン vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後2:08　東京グレートベアーズ vs. サントリーサンバーズ大阪