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サッカー フットサル コラム 2021年7月22日

天皇杯でジェフ千葉に苦戦した川崎フロンターレだが。橘田が素晴らしいプレーを見せるなど、後半戦も盤石?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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こうして、前半をスコアレスで折り返した千葉は、53分には先制することにも成功した。

左サイドの深い位置でボールを受けたワントップのサウダーニャが粘って見木友哉に繋ぎ、見木はボックス内の船山貴之にパス。混戦になったところに潜り込んだ見木のシュートが川崎DFに当たってゴールに吸い込まれた。

川崎はすぐに反撃に移り、59分にはペナルティーエリア内に走り込んだ橘田健人が倒されてPKを獲得。家長昭博がこれを決めて同点とする。しかし、千葉はその後も守備に穴をあけずに守りながら、攻める川崎の裏にできる大きなスペースを利用してカウンターを狙い続ける、延長後半にはむしろ千葉に連続してチャンスが訪れた。PK戦で力尽きたとはいえ、川崎相手に千葉は理想的な試合運びをした。

さて、川崎にとってはACLから帰国してから初めての公式戦だった。

MFとして今シーズン一挙に開花した田中碧はドイツ・ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍が決まり、FWの三笘薫も海外移籍が決まっている。川崎にとって戦力ダウンは否めない。この千葉との試合は、J1リーグの後半戦に向けての川崎の戦力を見るのに絶好の機会だった。

川崎の攻撃を支えていた田中と三笘不在によって中盤の構成はどうなるのか……。ACLで復活をアピールした大島僚太のパフォーマンスは……。見どころは多かった。

川崎の中盤はアンカーポジションにジョアン・シミッチが入り、インサイドハーフは右に脇坂泰斗、左が橘田という布陣だった。そして、橘田が素晴らしいプレーを見せた。

桐蔭横浜大学を出て今シーズン、川崎に加わった橘田。何より目だつのは、そのスピード感だ。一瞬でターンして加速して相手を振り切るプレーはこれまでの川崎にはないもので、59分にPKを獲得したプレーも登里享平が入れたパスに反応した橘田のスピードに相手DFが遅れて足を出したことによるものだ。

だた、単純なスピードだけで川崎のレギュラーの地位は手に入らない。その点で、橘田はすでに川崎らしいプレーが見に付いてきているようだ。

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