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サッカー フットサル コラム 2021年6月5日

A代表からU-24代表へのメッセージとは。遠藤航のプレーを見て、OA枠の3人には期待が膨らんだ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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これは空想だが、U-24代表がキックオフの瞬間からもしオーバーエイジ枠をフルに使っていたら、センターバックが吉田麻也と冨安健洋だったとしたら……、日本代表もそう簡単には得点できずに苦しんだことだろう。

もし、U-24がベスト布陣で対戦していたとしたら「経験豊富な日本代表」対「若手中心のU-24代表」ではなく、「A代表の攻撃陣」対「A代表の守備陣」という“矛と盾の戦い”という構図となっていたことだろう。

試合を通じて日本代表が若い選手たちに示した最大のレッスンは、「立ち上がりの失点に気を付けろ」というメッセージであろう。U-24代表戦で、A代表は2分、41分、52分に得点して勝利を確実なものとしたのだ。

これは、昔からの日本サッカーの弱点の一つであり、たとえばアテネ・オリンピック(2004年)などは、開始早々の失点が続いて優勝争いからグループリーグで苦しんだ。筋肉量の劣る日本人選手は、無酸素運動でのパワーで劣るために、開始早々の争いについていけないのだそうだ。

日本代表は、この試合でも“格下”であるU-24代表に対して真面目に試合をして、「戦いの厳しさ」というレッスンをU-24代表に与えたのだ。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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