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サッカー フットサル コラム 2021年6月5日

A代表からU-24代表へのメッセージとは。遠藤航のプレーを見て、OA枠の3人には期待が膨らんだ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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1980年のモスクワ・オリンピック予選に敗れた日本代表は、4年後のロサンゼルス・オリンピックを目指すために若返ったのだ。1980年12月にはスペイン・ワールドカップ一次予選が控えていたが、当時のワールドカップではアジア枠は「1」しかなく、日本が勝ち抜くことはほぼ不可能なことであり、ワールドカップ予選はあくまでも次のオリンピック予選に向けた準備試合でしかなかったのだ。

そこで、若返りに着手していた日本代表の渡辺正監督が病に倒れたため、強化部長兼任として監督に就任した川淵三郎氏が思い切った若返りを図ったのだった。いかにも、川淵氏らしい思い決断力だった。

だから、20歳前後の選手で構成される「日本代表」が敗れたことにはまったく不思議はなかった。

今回は挑戦者がすでに24歳以下であることを考えても、1980年当時の日本代表よりはだいぶ力のあるチームだった。24歳といえば、すでに大部分の選手がチームの主力級である。

いずれにしても、日本代表対U-24日本代表の試合でのA代表の勝利は試合内容を正当に反映した結果だった。

だが、78分にオーバーエイジの遠藤航が交代でピッチに入ると試合の様相は一変した。A代表の方が後半に次々と選手を交代させて、代表経験の少ない選手ばかりになっていたところに遠藤が入ったことで効果は抜群だった。

中盤でのボールの奪い合いではブンデスリーガでもデュエルの勝率ナンバーワンという遠藤の力は圧倒的で、しかも、ボールを奪うだけではなく、遠藤が前線に効果的なロングボールを配給したことで立て続けにチャンスが生まれた。また、遠藤が入って中盤でボールが回るようになったことで、田中碧のパス能力も活性化した。

ハーフタイムの交代でピッチに入っていた田中だったが、なかなかボールが支配できない中で前線の選手とのコンビネーションがうまくいかず苦戦を強いられていたが、遠藤が入って中盤の支配権を取り戻したことによって、田中本来のパス能力が発揮されるようになったのだ。

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