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サッカー フットサル コラム 2021年5月11日

盛り上がりが感じられないプレシーズンマッチ。女子の新プロリーグ「WEリーグ」は成功するのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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当然、今年開幕するWEリーグでも優勝候補の一つである。

だた、そのベレーザは最初のプレシーズンマッチでジェフ千葉に0対1で敗れてしまった。

ジェフ千葉は非常に良いゲームの入り方をして、8分には右サイドの曽根七海が入れたボールを安齋結花が決めたゴールを90分間守り切った。

その後は、個人能力で勝るベレーザが1点を追う展開が続き、とくに後半に入るとセカンドボールを拾ってベレーザが猛攻を続けたのだが、とうとう最後までゴールを割ることができなかった。

ジェフ千葉はトップの南野亜里沙にボールを集め、トップ下の曽根やサイドから中央に進出してくる安齋などを使って、前半はコンビネーションを生かした攻撃がうまく機能していた。一方のベレーザの方は、ボールを握って攻め続けてはいるものの、パスのタイミングやコースが微妙にズレて結局は個人技頼みとなってしまった。

要するに、個人能力ではベレーザの方が上なのだが、チームの完成度という面でジェフ千葉が勝っていたのだ。

優勝を狙うベレーザにとっては、これはあくまでも“プレシーズンマッチ”なのである。つまり、この試合に勝つことは大きな目的ではない。長いシーズンに向けた準備の第1歩なのだ。一方、挑戦者の立場のジェフ千葉としては、なるべく早い段階でチームの完成度を上げてプレシーズンマッチも貴重な実戦の場として勝ちパターンを確立したいのだろう。

両チームの完成度の差は、それぞれのチーム事情に基づいて違っているのだ。

まして、ベレーザは代表選手を数多く抱えている。5月11日からJヴィレッジで始まる女子代表(なでしこジャパン)候補合宿にも8人が招集されているのだ。そして、東京オリンピックが予定通りに開催されるとすれば、オリンピック代表にも数名が参加することは間違いない。とすれば、ベレーザとしては今の段階でチームとしての完成度を上げてもあまり意味がないということになる(数名の選手がオリンピックに出場して、酷暑の中で6試合を戦って疲労をためたままチームに戻ってくるわけで、ベレーザはWEリーグ開幕直後は若手を多く起用することになるのだろう)。

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