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サッカー フットサル コラム 2021年3月2日

プレーが途切れるのは興醒め。VARの介入は極力減らすべきだ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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VARといえば、カタールで開催されたACLの準決勝でヴィッセル神戸の追加点が取り消されて、神戸が準決勝敗退となったことで物議を醸したことがあった。あの大会では、VARが過剰に介入したのが問題だった。大事なことは、VARというものはあらゆる反則を見逃さないためにあるのではなく、ピッチ上の審判員が犯した「明らかな誤審」をチェックするためのものだということだ。「疑わしき」は介入すべきではないのだ。

第1節を見る限り、JリーグのVARは過剰介入もなく、必要なところで必要なチェックが入って誤審を防ぐことができていた。VARが導入されて最初の週としては合格点だった。

ただ、それでも気になったのはゲームが途切れることだ。これは、Jリーグの審判員の問題ではなく、世界的に考えるべきことなのだが、いかに介入を少なくしていくのかが大事になる。

たとえば、開幕戦となった川崎と横浜FMの試合の前半に、横浜FMの仲川輝人が抜け出してシュートまで行った場面でVARが介入してオフサイドとなった場面があった。

この場面で、仲川は生で見ていてもすぐに分かる明らかなオフサイドだった。だが、VARが導入されている試合なので副審の旗はすぐには上がらなかった。「実はオフサイドではなかった」という誤審を防ぐため、プレーは流されて、その後にチェックが入るのだ。この場面でも、シュートシーンまでプレーは流されて、その後のチェックの結果オフサイドの判定となったのだ。

間違いではない。しかし、何とも不必要な中断のようにも見えた。

ほぼ間違いないオフサイドだったのだ。副審はその場ですぐに旗を上げてもいいのではないだろうか。

そこで旗を上げられれば、すぐに川崎の間接フリーキックで試合は再開することができるのだ。だが、VARチェックに判定をゆだねるために数十秒の時間が無駄になってしまうし、川崎のDFたちや等々力のサポーターたちは肝を冷やすことになるし、仲川も無駄なダッシュをしなければならなかった。

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