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サッカー フットサル コラム 2021年1月10日

まさに出色のパフォーマンス!長谷部誠には何らかの形での日本復帰を期待したい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だから、試合の流れを見ていれば自然と長谷部が目に入ってくるというわけだ。

この日の長谷部は走行距離ではチーム内で3番目だったというし、スプリント回数も多かったが、見ていれば無理に走っているような場面はなかった。実に優雅にバランスを取り、周囲に支持を出しながら余裕をもってプレーしているのだ。

90分フル出場して、パフォーマンスを落とすこともなかった。

レバークーゼンでは売り出し中の若手、17歳のフロリアン・ヴィルツがプレーしており、長谷部とも再三マッチアップする場面があったが、もうすぐ37歳の長谷部はまったく遜色のない動きを見せていた。

この数年スリーバックの中央を任されることが多かった長谷部だが、久しぶりの本職のボランチでのプレーはまさに出色のものだった。

フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は若手中心のチーム作りに取り組んでおり、今シーズン長谷部の出番は減っていた。そして、フランクフルト側が「今シーズン限りでの引退」を示唆したとか、本人がそれを否定したといった報道が飛び交っていたが、このレバークーゼン戦での好パフォーマンスを受けて、現地でも「現役を続行すべし」といった声が高まっているらしい。

センターバックとしても、ボランチとしても、本当にサッカーを知っている選手であり、ゲームの流れをしっかりと読んで、そしてゲームを作れる選手だ。本場ヨーロッパの一流クラブで、日本人選手がそういう位置にいることをわれわれは誇りにしていい。同じブンデスリーガで遠藤航も同じようにチームの中心になっている。

さて、「今シーズン限り」かどうかは別として、37歳という年齢を考えれば長谷部が現役としてプレーする時間もそう長くはないはずだ。

そうであるならば、彼が現役である間に彼のプレーを日本の若い選手たちにぜひとも伝えておいてほしいものだ。

一つの可能性としては、フランクフルトを離れた後Jリーグに復帰して1シーズンでも2シーズンでもプレーしてほしいものだ。

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