人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
だが、展開の速いサッカーでは“ラグビー方式”は難しそうだ。
僕は、2人主審制の試合を見たことがある。主審がピッチ上に2人いて、それぞれが笛を吹いて判定するのだ。FIFAが提案し、コッパ・イタリアで実験が行われた。
ただ、2人の主審の間でジャッジの基準にズレが生じることが多く、不評だったので2人主審制の実験はそれ以来行われていない。
ただ、見ていて「これは良い」と思ったのは選手が負傷した場面だった。選手が倒れると2人の主審のうちの1人がすぐに駆け寄って、選手の負傷の程度をチェックし、プレーを止めるか否かを判断するのだ。だから、不必要にプレーが止まることがない。
「2人主審」ではなく、ピッチ内に副審が(タッチライン沿いにいる副審とは別に)1人いれば、同じように負傷者のチェックができる。ピッチ内副審がいれば、負傷者のチェック以外にも様々な場面で主審をアシストすることもできよう。
審判員の人数も年々増える傾向にある。数十年の長きにわたって「主審1人に線審(現在の副審)2人」という体制でやってきたサッカーは、その後、第4審判が置かれるようになり、さらに最近になって追加副審やビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)も導入された。それなら、ピッチ内副審がいてもいいのではないだろうか。
もちろん、アマチュアの試合などでは必要ないが、プロの試合というのは観客を楽しませなければならないのだ。「不必要な中断をなくすこと」も大事な観客サービスなのではないだろうか。
文:後藤健生
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第1節-1 市立船橋高校 vs. 青森山田高校
4月6日 午後12:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第2節-2 FC東京U-18 vs. 川崎フロンターレU-18
4月14日 午後1:50〜
-
【先行】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第2節-1 昌平高校 vs. 前橋育英高校
4月13日 午後1:50〜
-
【限定】Foot! THURSDAY Presents 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深堀りレポート!2024 #2
4月11日 午後11:30〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2024 EAST 第1節-2 柏レイソルU-18 vs. 鹿島アントラーズユース
4月7日 午前10:50〜
-
サッカーニュース Foot! THURSDAY(2024/04/11)
4月11日 午後10:00〜
-
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2024 ナビ
3月22日 午後5:30〜
-
【限定】Foot! THURSDAY Presents 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深堀りレポート!2024 #3
4月18日 午後10:30〜
J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!