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サッカー フットサル コラム 2020年10月27日

中断が多すぎる、現代のサッカー!ピッチ内副審を置けば無駄な中断をなくせるのでは?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、展開の速いサッカーでは“ラグビー方式”は難しそうだ。

僕は、2人主審制の試合を見たことがある。主審がピッチ上に2人いて、それぞれが笛を吹いて判定するのだ。FIFAが提案し、コッパ・イタリアで実験が行われた。

ただ、2人の主審の間でジャッジの基準にズレが生じることが多く、不評だったので2人主審制の実験はそれ以来行われていない。

ただ、見ていて「これは良い」と思ったのは選手が負傷した場面だった。選手が倒れると2人の主審のうちの1人がすぐに駆け寄って、選手の負傷の程度をチェックし、プレーを止めるか否かを判断するのだ。だから、不必要にプレーが止まることがない。

「2人主審」ではなく、ピッチ内に副審が(タッチライン沿いにいる副審とは別に)1人いれば、同じように負傷者のチェックができる。ピッチ内副審がいれば、負傷者のチェック以外にも様々な場面で主審をアシストすることもできよう。

審判員の人数も年々増える傾向にある。数十年の長きにわたって「主審1人に線審(現在の副審)2人」という体制でやってきたサッカーは、その後、第4審判が置かれるようになり、さらに最近になって追加副審やビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)も導入された。それなら、ピッチ内副審がいてもいいのではないだろうか。

もちろん、アマチュアの試合などでは必要ないが、プロの試合というのは観客を楽しませなければならないのだ。「不必要な中断をなくすこと」も大事な観客サービスなのではないだろうか。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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