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サッカー フットサル コラム 2020年10月20日

名古屋の善戦に見る「川崎対策」。相手の良さを消すサッカーこそがJリーグの特徴

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、名古屋の戦い方は違った。名古屋もたしかに守るときは引いて守った。だが、そこからカウンター攻撃を仕掛けて名古屋は再三のチャンスをつかんだのだ。

攻撃の際の基本コンセプトはロングボールを使って、ピッチを大きく使ってダイナミックに攻めることだった。

そして、前線では金崎夢生が体を張った。何度も倒されてFKを獲得。ファウルをとってもらえなかった場面を含めれば金崎はいったい何度倒されたことだろう。また、両サイドバックも攻め上がってサイドから粘り強くつなぎ、左サイドからは(64分以降は右サイドから)マテウスがドリブルで川崎の守備をこじ開けた。

「名古屋が勝っていてもおかしくない」。そんな試合だった。

名古屋の戦い方からは「打倒川崎」を目指すチームへのヒントのようなものが見えてくる。

まず、守備一辺倒にならないことだ。どんなに守備を固めたとしても、今の川崎の攻撃を90分に渡って凌ぎきるのは難しい。どこかで崩されてしまうか、あるいはこの日の名古屋のようにセットプレーから決められてしまう。

それなら川崎の攻撃を受け続けるのではなく、川崎相手には攻めを仕掛けるべきだ。

川崎の守備はたしかに強い。自らがパスを効果的につなぐサッカーをしているので、相手のパスコースを読み、危険なスペースを察知する「目」を持っている。だから、相手がパスを回してくればスペースを消してパスコースを限定し、守備の網に追い込んでボールを奪いきることができる。

だから、そんな守備の網をかいくぐれるようにロングボールを使って攻めるのだ。

たとえば川崎のCBジェジエウはボール奪取能力の高いDFだ。だが、ジェジエウは時々ミスを犯し、パスミスもある。そこで生まれたセカンドボールを拾うことができれば大きなチャンスになる。また、川崎はパス回しを大事にするチームなので、DFから無理にパスをつなごうとしてカットされることもある。そうしたパスカットを意図的に狙えば、チャンスを拾うこともできるだろう。

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