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サッカー フットサル コラム 2020年6月29日

久保建英はレアル・マドリードに戻るべきか? 挑戦できる才能の持ち主なら、迷わずトライすべし!

後藤健生コラム by 後藤 健生
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チームが下位に低迷し、結果を出せない中、攻撃面ではまさに「孤軍奮闘」といった活躍だ。

久保のストロングポイントが、まずそのテクニック面であることは明らかだろう。ワンタッチで自在にボールをコントロールできるのだ。

スピードのあるパスもピタリと足元でコントロールできるし、逆に後ろから来たパスのスピードを殺さないどころか、パスが緩すぎる場合にはファーストタッチで加速させながらドリブルに移れる。また、ワンタッチでボールにバックスピンをかけることによって相手の足を止めたり、相手の背後のスペースを利用したりもできる。

だから、ボールをコントロールした瞬間には、すでにマークする相手に対して優位な状況を作ったうえで次のプレーに移れるのだ。あとは、守備側の選手の態勢や、重心の移動の逆を取ってボールを動かしながら、守備の穴ができるのを待つのではなく、積極的に穴を作っていく。

しかし、残念なのは周囲とのコンビネーションを使って突破にかかれる場面が少なすぎることだ。

久保がボールを受ける瞬間は、ほとんどの場面で周囲からまったく孤立した情況になっている。久保はボールを受けて相手と対峙しながら、ボールを動かしてスペースを作ってドリブル突破したり、味方にキラーパスを通したり、あるいは自らシュートを狙うしかないのだ。

味方がスペースを作って、久保がそのスペースを利用して走り込むとか、味方とのワンツーを使ってスペースに抜けるといったプレーがほとんどできないのだ。周囲の選手たちは、久保にボールを預けると、久保が「個の力」で形を作った後にパスを受けよう考えて久保に任せきりになってしまう。

南野が「ビッグクラブへの移籍の難しさ」を経験しているのとは逆に、久保は「弱小クラブでプレーすることの難しさ」を体験しているのだ。

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