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サッカー フットサル コラム 2020年5月29日

モウリーニョに感謝する日が、きっといつかやって来る

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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「いまの自分があるのはモウリーニョ監督のおかげ」

さて、強靭、安心の中盤になったなと、我ながら感心している。エッシェンとT・モッタを守備的に配置し、攻→守の切替スウィッチに若干の誤差が生じるロッベン、あるいはスナイデルの背後をカバーする。P・フェレイラとA・コールの両サイドバックも高い位置をとれるため、ウィリアンを含めた二列目はボールロスト後の被カウンターを恐れず、より攻撃に重点を置けるだろう。

そして最終ラインでは、状況判断にすぐれたR・カルヴァ―リョがヴァランを自在に動かす。GKは安定感抜群のツェフだ。このメンバーなら、チャンピオンズリーグ優勝も夢ではない。

しかし、モウリーニョ体制下のマンチェスター・ユナイテッドからはひとりも選べなかった。ズラタン・イブラヒモヴィッチ(現ACミラン)とネマニャ・マティッチ全盛期を過ぎており、ポール・ポグバは文句だらけの〈かまってチャン〉。ヘンリク・ムヒタリアン(現ASローマ)とアレクシス・サンチェス(現インテル)もまったくといっていいほど貢献できず、みずからの不振をクラブの在り方に責任転嫁している(一理あるが……)。

彼らがもう少しだけ働いていてくれたら、いや、言うまい言うまい。男の愚痴は醜悪だ。しかもモウリーニョには、スコット・マクトミネーに目をかけてくれた恩がある。マーカス・ラシュフォードの才能を信じていた。ケガばかりしているエリック・バイリーだって、DFとしての才能に疑いの余地はない。

モウリーニョに感謝する日が、きっといつかやって来る。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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