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サッカー フットサル コラム 2020年5月26日

Jリーグ再開後の日程の組み方は難しい。いっそのこと、「地域」毎のリーグにしてしまったら?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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たとえば、東北地方にはJ3を含めれば全6県にJリーグクラブが存在する。それに北海道コンサドーレ札幌を加えた7チームで「北日本リーグ」を行うのだ。ホーム&アウェーで12試合ずつという計算になる。

その他の地域も、だいたい7クラブから9クラブ毎に分けて地域リーグを行う。

現在、感染者数が多い首都圏では東京都と神奈川県だけで9クラブが存在する。関東地方の残り5県で8クラブ。日本サッカー協会では山梨県も関東に属しているのでヴァンフォーレ甲府を含めれば9クラブということにする。

9クラブであれば、試合数は各クラブ16試合ということになる。クラブ数が少ない地域の場合には、3回戦総当たりにすれば試合数は調整できる。

そして、各地域リーグが終了した時点での状況が許すようであれば、プレーオフ大会(各地域の1位同士、2位同士、3位同士……)を開催して今シーズンのチャンピオンを決めるというのはどうだろう? もちろん、強豪ひしめく東京都・神奈川県リーグは激戦リーグとなるだろうし、各地域によって実力の違いが多すぎるので「正規のチャンピオン」と呼ぶことはできないが。

地域のビッグクラブと対戦できるとすれば、J3クラブにとっては大きなモチベーションとなるだろうし、地域からの注目を集めることもできる。

何よりのメリットは、地域の感染状況によっては再開直後から観客を入れての開催ができるという点である。

たとえば、東北各県にとっては感染者数が多い地域のサポーターが大挙して押しかけてくるのは絶対に拒否したいことだろうが、東北の隣接県からのサポーターなら許容できるのではないか……。

首都圏の場合は、観客を入れての開催はしばらくは無理だろうが、それにしても同一条件にあるとすれば、また移動距離が近いとすれば(選手が各自の車で来場することも可能)、感染防止のための対策も楽に実施できそうでもある。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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