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サッカー フットサル コラム 2020年3月22日

ワールドカップ予選の延期。日本代表強化スケジュールはどうなる?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、もし最終予選の開幕が遅れ、ミャンマー戦やモンゴル戦、タジキスタン戦やキルギス戦が9月以降に組み込まれたとすれば、格下相手の試合を新しいA代表の準備のために使うことができるのだ。だから、ワールドカップ予選の日程消化の遅れはむしろ日本代表にとってはありがたいことなのではないかと思うのだ。

もっとも、これは東京オリンピックが予定通り7月〜8月に開催された場合の話だ。

純粋に競技面からだけ考えれば、オリンピックは数か月延期して秋に開催するのがベストであろう。ただ、マラソンの札幌開催問題でも明らかになったように、IOC(国際オリンピック委員会)は巨額の放映権料を支払うアメリカのテレビ・ネットワークの意向を受けて、秋口開催には難色を示すだろう。

1年の開催延期、つまり2021年の7月〜8月に開催するという選択肢もあるが、そうなると各競技ですでに内定していたオリンピック代表選手を再選考せざるを得ないし、日本側が負担するコストが膨らんでしまうちう恐れも大きい。

オリンピックが、延期になった場合は、サッカーの代表強化のスケジュールにもまた大きな変更が必要となる。ただ、オリンピックの開催が秋まで延期になった場合には、サッカーの場合はオリンピック代表の準備時間を減らして「ワールドカップ予選優先」に切り換えざるを得ないだろう……。

いずれにしても、これから様々な状況が変わる中で、新しい発想と思い切った決断が必要になる。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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