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サッカー フットサル コラム 2020年2月23日

今季Jリーグの“台風の目”候補は?柏、札幌、湘南の攻撃的サッカーに注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって3シーズン目だけに、その攻撃サッカーの完成度もかなり上がっているはずだ。ただ、柏戦では相手のスピードに苦しんだだけでなく、せっかくチャンスをつかんでもフィニッシュの段階でパスにズレが生じたり、パスの出し手と受け手の意思疎通がうまくいかなかったり、チグハグな場面が多かった。まだ、ゲーム勘のようなものが足りないような状態なのではないか。

しかし、それでもピッチを左右に大きく使って展開するサッカーは披露できていたし、チャナティップの技巧的なドリブルやジェイや鈴木武蔵のスケールの大きさなど、チームが噛み合っていけば攻撃力は間違いなく高いはず。柏戦にしても、後半に入ると全体のまとまりも出て2点を奪って追いすがって見せた。

札幌も、やはり「台風の目」候補となるだろう。

J1リーグのオープニングマッチとして、2月21日の金曜日に行われた湘南ベルマーレ対浦和レッズの試合では、湘南が素晴らしいゲームをした。

4バックに切り替えた浦和のMFとDFの関係性が悪く、中盤が手薄になっていたのに乗じて、湘南の福田晃斗、齊藤未月、山田直輝の3人が中盤を制圧。パス出しのタイミングと受け手の動き出しのタイミングもすっかり連動しており、90分のうち70分程度は湘南のリズムだった。

ただ、1点リードの前半の最後の時間帯にちょっとした隙を突かれて連続失点を喫したり、PKの失敗があったりで浦和に逆転を許してしまったが、魅力的なサッカーをしていたことは間違いない。

第1節だけを見ても、湘南や柏、札幌などは攻撃的で魅力的なサッカーで上位争いに殴り込みをかける勢いだ。優勝争いだけでなく、魅力的なサッカーをするチームには注目したい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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