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サッカー フットサル コラム 2019年9月3日

招集メンバーにサプライズがなかった理由。五輪代表のために、W杯予選をどう利用するべきか……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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たとえば、これまで日本代表を率いてきたアルベルト・ザッケローニ監督やヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、どちらかというとどの試合でもベストメンバーを集めて戦ってきた。外国人監督としては「一つでも悪い負け方をすれば解任されるかもしれない」という恐怖心があったのだろう。しかも、外国人監督はワールドカップが終われば日本を離れるわけで、オリンピック代表の強化などはその職務外のことなのだ。

その結果、メンバーは固定化し、チーム内競争もなくなり、代表はすっかりマンネリ化してしまった。そうした観点からも、森保監督には柔軟な、思い切った選手選考をしていってほしいのだ。

ところが、ミャンマー戦(およびパラグアイ戦)のためのメンバーリストを見ると、ほぼ現時点でのベストメンバー。サプライズのない手堅いリストとなっていた。

たしかに18歳の久保建英が招集されてはいるが、これはもうまったく驚きではない。6月の親善試合とコパ・アメリカにおける久保のプレーを見れば、もはや久保は主力級だ。久保以外にもU−22世代から3人が選ばれたが、冨安健洋や堂安律もすでにA代表のレギュラーであり、“抜擢”感のあるのは板倉滉くらいのものだ。逆に、香川や岡崎の落選は、今ではもうまったくサプライズではなくなっている。

メンバー発表の会見の席で、早速「予想以上に手堅いメンバーだが」と質問を受けた森保監督も「(今回は)A代表でベストのメンバーということで選考した」と認めている。

「(今回は)」というのは、僕が勝手に入れた注釈である。おそらく、10月以降の予選では、若手の抜擢がかなり行われるのではないかと思っているからだ。

開幕まで1年弱となったオリンピックだが、9月にメキシコ・アメリカ遠征があり、秋にさらに2試合の準備試合があるが、オリンピック代表の強化試合はA代表ほど試合数が組めない。しかも、A代表と違って日本側に選手の招集権がないから、海外組は強化試合に参加できない可能性が強いのだ。

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