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サッカー フットサル コラム 2019年8月14日

ユベントスの本末転倒とアーセナルの人員整理

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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一方、アーセナルのエメリは放出を示唆したとも受け取れる。新ディレクターに就任したエドゥの尽力により、ダビド・ルイスやニコラ・ペペ、ダニ・セバジョス、キーラン・ティアニーなど、市場の終盤で即戦力と考えられるタレントを一気に獲得した。ただ、人員過多の前線、二列目はスリム化を図らなければならない。

やはりメスト・エジルだろう。本人はつねづね「アーセナルLOVE」を公言しているものの、エメリの優先順位は高くない。昨シーズンもビッグゲームではベンチから外したり、「インテンシティ最優先の人選」と発言したり、エジルの能力に疑問を投げかけていた。およそ5500万円にも達する週給は交渉のネックになるが、監督が要らないというのなら、それがクラブの答でもある。

そしてショコドラン・ムスタフィも整理の対象だ。ロラン・コシェルニーはレンヌに去ったが、代わってチェルシーからD・ルイスがやって来た。ソクラティス・パパスタスプーロスが健在で、昨シーズンの大半をケガで棒に振ったロブ・ホールディングも戻ってくる。エメリはコンスタンティノス・マブロパノスのフィード能力を買っている。みずからのエラーを責任転嫁するムスタフィは、センターバックとして五番手。試合に出場するチャンスは限られた。

エジル同様、ムスタフィも残留を希望しているが、構想外のレッテルは気分を害する。他クラブに請われているのなら、アーセナルと敵対しない他国なら、オファーには耳を傾けるべきだ。興味を示されない選手ほど、惨めなものはない。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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