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スキー コラム 2022年3月25日

2022モーグルFIS ワールドカップ プレイバック【女子編】川村、ラフォン、アンソニーの3強がW杯をエキサイティングにした

ブラボー!!モーグル by STEEP
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MO総合優勝を従来のW杯総合優勝(MOとDMを合算)と同じタイトルと考えるか否かは意見が分かれそうだが、もし、イコールとすればラフォンはこれで5連覇。今季、序盤戦で連続して優勝を逃し不安要素も感じられた彼女だが、最後はきっちり締めたのである。
ところで、もし、今季もMOとDMとの合算形式だったら、総合順位はどうなっていたのだろうか?野暮を承知で計算してみるとトップ3はこうなる。

1 ジャカラ・アンソニー(AUS)925
2 ペリーヌ・ラフォン(FRA)906
3 川村あんり(JPN)704

最終戦までイエロービブを守っていた川村だが、最後にラフォンに逆転されてしまった

従来のシステムならアンソニーが総合優勝なのである。アンソニーはMOで全戦スーパーファイナル進出、DMで全戦表彰台(優勝2回)と、ポイントの取りこぼしがなく、特にDMでの強さが目立った。それに対し、ラフォンはDM第2戦で15位に終わったことがあった。一方、川村はMO開幕戦でスーパーファイナルに進めず、DMの総合ランキングは12位で表彰台がなかった(1戦は欠場)。川村が世界のナンバー1を目指すにはDM攻略が大きなテーマとなりそうだ。

北京五輪を経て、急速な進化が予想される女子モーグル

北京五輪では、アンソニーや銀メダルのジャエリン・カーフら、男子同様にアグレッシブなパフォーマンスが高く評価された。攻めの滑りは、客観的な数字でもあるタイム点とも連動する。また、それはとくに第2エアで大きく飛ぶことにもつながる。北京でのジャッジの傾向が、今後の標準となるのなら、女子モーグルの風景は変わってくるだろう。
他方、今季はエアの進化の予兆もあった。女子のエアはかつて上村愛子がコーク720を武器に戦っていたが、それに追随する選手がおらず、技術の進化が止まってしまった歴史がある。ほんの数シーズン前まで、女子は第1エアがヘリコプター、第2エアはバックフリップというのがスタンダードだった。

ところが、'19季より、ラフォンが先導するかたちで女子もコーク時代に再突入。あえてそのスタイルを貫いているアナスタシア・スミルノワ(RUS)を例外とし、今ではW杯決勝でヘリを繰り出す選手はほとんどみられなくなった。

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