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スキー コラム 2022年1月17日

1月はクラシックレースの季節。激化するタイトル争いと日本選手の明るいニュース | アルペンスキー FIS ワールドカップ 2021/22

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GSはオーダーマットの最強種目だ。5レース中優勝4回、2位1回と圧倒的な強さを誇っており、現時点で彼を倒すのは至難の業といってよいだろう。たった1度勝てなかったアルタ・バディアの第3戦で優勝したのはヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)。彼にとっては久々の勝利に喜びを爆発させたが、その後のレースでは成績が安定せず、完全復活には至っていない。今季GSで覚醒したマニュエル・フェラー(オーストリア)が2位1回、3位2回と安定した成績を残し、種目別2位で追っている。とはいっても、残り3レースでオーダーマットを逆転するのはほぼ不可能。昨シーズンの総合&GSチャンピオンのアレクシー・パントュロー(フランス)が依然として目覚めていないだけに、早ければ次のレース、クラニスカ・ゴーラの第6戦で彼の種目別優勝が決まりそうだ。

アルタ・バディアGSで久々に優勝したヘンリック・クリストッファーセン。これで波に乗るかと思われたが、不安定な成績が続いている

その点、多くの選手にタイトル獲得のチャンスが開かれているのがスラローム。原稿執筆時点ではまだ3レースしか消化していないこともあり、まだまだ先行きは不透明だ。この種目も3レースで3人が優勝しており、ポイント争いは混沌としている。しかし、1月はスラローム月間といわれるほどレースが連続しているだけに、今後の2週間程で大勢が決まるはず。ウェンゲン(スイス)、キッツビューエル(オーストリア)、シュラドミング(オーストリア)とビッグレースが続き、スラローマーにとっては、勝負の時期だ。

その中で、マドンナ・ディ・カンピリオ(イタリア)のスラローム第2戦で8位となった小山陽平(ベネフィット・ワンSC)に大きな期待が集まる。このときの小山は、1本目54番スタートでベストタイムから1秒92遅れの21位でクオリファイ。2本目はスタート直後の緩斜面でやや出遅れたものの、その後は5位、5位、1位のスプリットタイムでカバーし、2本目2位の会心の滑りを完成させた。しかもゴール前の最終区間は全選手中ベストのスプリットタイムを記録している。彼にとっては2年ぶり2度目の2本目進出だったが、けっして守りに入らず、急斜面をアタックしたのは感動的だった。コースが難しくなればなるほど力を発揮するタイプだけに、これからのレースが楽しみだ。

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