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女子は川村だけではなく、テス・ジョンソン(USA)、ジアッシオ、スミルノワ、オーエンズと2000年代生まれの選手が総合ランキング上位に入り、ジャスティン・デュフォー・ラポイント(CAN)、ユリア・ギャリシェバ(KAZ)らベテラン勢の戦績が低迷している現象もある。今季は新旧交代が一気に進むシーズンとなるだろう。
男子は第5戦終了時で、堀島がモーグルのイエロービブを付けている状態だ。ターン技術の向上も見られ、今季の戦績は安定。このままで3月まで走りたいところである。スウェーデン勢はチーム全体で勢いを付けており、その相乗効果によりさらなる飛躍もありえるだろう。そのほか、男子には目立ったニューカマーが何人かいる。開幕戦5位、第5戦4位に入った18歳のコール・マクドナルド(USA)、第2戦で2位となった20歳のアルビン・ホルムグレン(SWE)の名前は覚えておきたい。
なお、五輪後に予定されていた秋田たざわ湖大会の2戦は、オミクロン株の感染拡大などの影響で中止が決まったことをお知らせしたい。大変に残念な結果となった。
W杯総合ランキング(第5戦終了時点)
●女子(モーグル)
1:ジャカラ・アンソニー(AUS)
2:川村あんり(JPN)
3:ペリーヌ・ラフォン(FRA)
●女子(デュアルモーグル)
1:ジャカラ・アンソニー(AUS)
2:ペリーヌ・ラフォン(FRA)
3:アナスタシア・スミルノワ(RUS)
●男子(モーグル)
1:堀島行真(JPN)
2:ミカエル・キングズベリー(CAN)
3:パヴェル・コルマコフ(KAZ)
●男子(デュアルモーグル)
1:ミカエル・キングズベリー(CAN)
2:堀島行真(JPN)
3:ウォルター・ウォルバーグ(SWE)
確定はまだまだ先……。日本チームの五輪代表枠争いはどうなっているのか?
最後に日本チームの五輪代表枠争いについてまとめたい。まず、SAJが定めた北京五輪への派遣推薦基準を確認しよう。
(1)='21季及び'22季(基準日まで=実質W杯北米ランドまで)における世界選手権及びW杯にて下記のいずれかの成績を収めた選手。
【1】8位以内の成績を1回以上 【2】10位以内の成績を2回以上 (2シーズン合計) 【3】12位以内の成績を3回以上(2シーズン合計)
*枠を超えた場合は【1】【2】【3】の優先順位となる。それでも決まらない場合は、「オリンピック・クオータ・アロケーション・リスト」ランキングの上位者から選出。
(2)=(1)の基準において国枠が残っている場合、「オリンピック・クオータ・アロケーション・リスト」にてランキング上位者から順に選出する。
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