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スキー コラム 2021年11月16日

小林陵侑めざせ2度目のW杯個人総合優勝!|スキージャンプ シーズンプレビュー2021/2022

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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内に闘志を秘める宮平秀治ヘッドコーチ、極寒のロシア開幕シリーズと北欧フィンランドのクーサモの試合で上位に付け、手応えを得ようと用意周到にチーム戦略を巡らしているだろう。普段は現場で寡黙すぎるくらい冷静に状況判断にあたるだけに、たまには雑談に応じてほしくは思うが、そこは集中力にあふれ独語堪能な宮平コーチの手腕に期待を寄せたい。

海外勢では、ノルウェーのグラネルがサマーグランプリにおいて昨シーズンW杯王者としての強さを如何なく発揮した。団体戦で必ず優勝候補の筆頭に挙げられるノルウェーチームだが、グラネルに加え、大怪我から復帰してきたタンデが入り、髭の巨匠ヨハンソンも健在。さらに若手のリンビク、歴戦で名高いフォルファンとファンネメルなどもおり今シーズンも選手層の厚さは十分だ。

グラネル(ノルウェー)

ドイツは、昨年は無観客試合ながら、地元のオーベルスドルフ世界選手権で金メダルを得た勇者ガイガーを筆頭に気迫あふれるアイゼンビヒラー、ケガから復調してきたフロイントとライエも意気込みは高く、ここに人気のベリンガーが加わってくると、強豪ドイツの復権は可能だ。

若手が伸び悩むベテラン揃いのポーランドは、いぶし銀のクバツキが好調、強者ストッフは夏にマイペースに調整をしていた。そこに個性派のジラが技術的に開眼し、独特な雰囲気を醸し出し今シーズンは表彰台の常連を目指している。

ピオトル・ジラ(ポーランド)

今シーズンのオーストリアは、現在ハイバックが病気療養中にあり、やはりクラフトが中心となる。それはもうじっくりと時間をかけて鍛え上げている。
ロングジャンパーが揃うスロベニアは、若手のラニセクが台頭を見せ、それが初戦と11月のシリーズで上位に入ってくることになると、チームにも勢いが出てくるだろう。

文・岩瀬 孝文

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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