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スキー コラム 2021年3月11日

激化するタイトル争い 総合はA・パントュローとM・オーダーマットの一騎打ちに

SKI GRAPHIC present’sアルペンスキーコラム by SKI GRAPHIC
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パントュローが81点差でリード。悲願の総合優勝に最短距離にいるとはいえ、タイトル最後までもつれるだろう

コルティナ・ダンペッツォ世界選手権による中断を経て、ワールドカップが再開した。早いもので、2020/21シーズンもすでに終盤。残すところ男女ともに2会場6レース(+チームパラレル)のみとなった。男子は今週末(3/13~14)にクラニスカ・ゴーラ(スロヴェニア)でジャイアント・スラロームとスラロームが、そして3/17~21にレンツェルハイデ(スイス)でワールドカップファイナル(最終戦)が行なわれる。昨年は新型コロナ感染症の急拡大のため、多くのレースが消化できないまま3/7の段階でワールドカップが終了。しかし、今シーズンはどうやら最終戦まで開催できそうな気配だ。ぜひ最後まで無事にレースが行なわれることを祈りたい。

さて、ワールドカップ総合及び各種目別のタイトル争いもいよいよ大詰めを迎えた。現時点ですでにチャンピオンが確定しているのは、ララ・グート-ベラミ(スイス)が5年ぶりに王座を奪還した女子のスーパーGのみ。他はまだまだ予断を許さない混戦模様となっている。

男子総合はアレクシー・パントュロー(フランス)とマルコ・オーダーマット(スイス)の争いに絞られてきた。3月8日現在のポイントランキング上位は以下の通り。

1位 アレクシー・パントュロー(フランス)1050点
2位 マルコ・オーダーマット(スイス)969点
3位 マルコ・シュヴァルツ(オーストリア)718点
4位 マティアス・マイヤー(オーストリア)700点
5位 ヴィンセント・クリーヒマイヤー(オーストリア)675点
6位 ロイック・メイヤー(スイス)630点

終盤に入って急激に調子を上げてきたをオーダーマット。若さの勢いで逆転を狙う

計算上は3位以下の選手にもまだ可能性は残されているものの、それぞれの種目特性を考えればパントュローとオーダーマットの一騎打ちとみてよいだろう。序盤から突っ走ったパントュローに対してオーダーマットは尻上がりに調子を上げ、その差を81点にまで縮めてきた。優勝者に与えられるカップポイントは100点。つまり1レースでひっくり返る可能性があるわけだ。ともに、準オールラウンダー。パントュローはダウンヒルを除く3種目で、オーダーマットはスラロームを除く3種目で得点を重ねてきた。スラロームは2レース残っているが、ダウンヒルは最終戦での1レースを残すのみなので、その点ではパントュローが有利だろう。しかし、現在の勢いではオーダーマットに分がありそうだ。仮にパントュローが勝てば1996/97のリュック・アルファン以来25年ぶりにフランスへ、オーダマットが勝てば2009/10シーズンのカルロ・ヤンカ以来11年ぶりにスイスへ総合優勝のタイトルを持ち帰ることになる。過去には、わずか2点差で、アクセル・ルンド・スヴィンダール(ノルウェー)がベンジャミン・ライヒ(オーストリア)を抑えて総合チャンピオンに輝いた2008/09シーズンの例がある。今季もそんな大激戦となりそうな予感もするのだが、はたして総合優勝の大クリスタル・グローブを手にするのは、どちらだろうか。

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