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本来、世界選手権が行われるはずだった中国の張家口(タイウー)の斜面。北京五輪はここで行われる予定だ
ビッグファイナルでは総合1位のグラハムと、当たり前のように勝ち進んだキングズベリーとの対戦となり、キングズベリーが制した。キングズベリーは負傷欠場が嘘だったかのように2連勝。あっという間に定位置に復帰した。
カザフスタンでの世界選手権には日本から8選手が出場
ここで、世界選手権の日本代表選手について触れておこう。オフシャルで発表された顔ぶれは下記のとおりである(名前のあとの順位は世界選手権直前のW杯総合順位)。2大会連続で表彰台に選手を送り込んでいる日本チームは今回も大きな結果を残してくれそうな陣容を揃えている。特に女子の選手層の厚さは特筆に値するものだ。
堀島行真:W杯総合4位
杉本幸祐:W杯総合15位
藤木豪心:W杯総合40位
小山貴史:W杯総合33位
星野純子:W杯総合11位
住吉輝紗良:W杯総合9位
冨高日向子:W杯総合7位
川村あんり:W杯総合2位
2年に1度のビッグイベントは、本来ならば、北京五輪のプレ大会として五輪と同会場で行われる予定だった。舞台が変わってしまったことで、“五輪の前哨戦”というニュアンスは薄まったかもしれない。しかし、この状況下で開催地として名乗りを挙げたアルマティの地元関係者、カザフスタンのスキー連盟に敬意を示すとともに、無事に大会が行われることを心より祈りたい。
ラフォンの4連覇が決定。男子の総合優勝は最終戦DMで決まる!
圧倒的強さで4連覇を決めたラフォン。世界選手権MO、DMともに大本命となる
さて、最後にラスト1戦を残した段階での、W杯総合優勝順位争いについてまとめよう。まず、第5戦終了時点で、女子の総合順位、ポイントは下記のようになっている。
1 ペリーヌ・ラフォン(FRA) 445
2 川村あんり(JPN)270
3 ハンナ・ソアー(USA)250
4 カイ・オーエンス(USA)234
5 ジャエリン・カウフ(USA)233
6 テス・ジョンソン(USA)197
7 冨高日向子(JPN)155
8 住吉輝紗良(JPN)154
9 ジャスティン・デュフォア ラポイン(CAN)154
10 ジャカラ・アンソニー(AUS)154
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