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スキー コラム 2021年1月20日

リーダー不在のスラローム戦線 ますます混沌とした展開に!

SKI GRAPHIC present’sアルペンスキーコラム by SKI GRAPHIC
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ザグレブのナイトレース、スラローム初優勝のリヌス・ストラッサー(ドイツ)

さて、このレースでも44番から1本目15位に飛び込んできたアトレ・リー・マッグラス(ノルウェー)は、2本目もミスをするまでは非常に良い滑りをしており、アルタバディア(イタリア)のGSで2位表彰台と結果を残してからは本人のペースでレースを支配しているようにも見ていました。今後も期待! と思っていた矢先……、GSの5戦目アーデルボーデン(スイス)で転倒。本人は手を振り無事をアピールしていたもののGS6戦目は欠場。そしてマグラスと同世代、今季GS初戦でワールドカップ初優勝を挙げているルーカス・ブローテン(ノルウェー)もゴール直後に転倒。転倒の様子を見る限り、簡単に復帰できるような怪我ではなさそう。今季、大注目の2人が同時に姿を消してしまう残念な結果となってしまいました。まだ、若い2人には早期回復を願うとともに、復帰後にはまた大いにワールドカップを盛り上げてもらいたいです。

アーデルボーデンのGSでゴール直後に転倒したルーカス・ブローテン(ノルウェー)

また、アーデルボーデンではもうひとり。トミー・フォード(アメリカ)がゴール直前にクラッシュ。ドクターヘリが会場を舞う物々しい雰囲気となりました。アーデルボーデンで怪我をしてしまったのはいずれも好調な選手だったため残念でなりません。

そんなアーデルボーデン(スイス)を圧倒的な強さでアレクシー・パントュロー(フランス)が2連勝。ワールドカップポイントを200上乗せし、アレクサンダー・オーモット・キルデ(ノルウェー)を抜き現時点での総合トップに立ちました。

ワールドカップ総合でトップを走るアレクシー・パントュロー(フランス)

今後のレースでは日本人が得意? としているキッツビューエル(オーストリア)やシュラドミング(オーストリア)へとレースが続いていきます。SNOW JAPANの加藤聖五、小山陽平の活躍にも注目していきたいと思います!

SNOW JAPANの小山陽平。まだ2本目進出はないが1戦ごとに確実に調子を上げている

文・吉岡 大輔(2006年トリノオリンピック・アルペンスキー日本代表)

セバスチャン・フォスソルバーグ(ノルウェー)フラッハウ大会(1/17)優勝| アルペンスキー FIS ワールドカップ 20/21 男子スラローム

SKI GRAPHIC

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