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スラローム7レースがポイントか?怒涛の連戦に突入する1月のワールドカップ
SKI GRAPHIC present’sアルペンスキーコラム by SKI GRAPHIC1月の13レース、種目ごとの内訳はダウンヒルが3レース,スーパーG1レース、GS2レース。これに対して、スラロームはなんと7レースも行なわれる。技術系レーサーにとってはまさに正念場だ。とくに、6日にザグレブでナイトスラロームを戦った後、8日からはアデルボーデン(スイス)でGS、GS、スラロームと3連戦がある。移動日は中1日しかなく、しかもザグレブとアーデルボーデンは約1000キロも離れている。おそらく選手はチャーター機での移動となるだろうが、それでもナイトレースの翌日の移動はきついはず。そしてさらに大変なのは、車で走らなければならないチームスタッフ。どんなにぶっ飛ばしたとしても10時間以上のドライブなるので、その労力は並大抵ではない。新型コロナの不安があるなかでの過密スケジュール。くれぐれも大きなトラブルのないことを祈るばかりだ。
J SPORTSでは、そのほとんどをライブ中継する予定。どれも見逃せないレースだが、ここではスラロームの展望について簡単にふれておこう。
男子のスラロームはここまで2レースが行なわれ、表彰台の顔ぶれは以下の通り。
第1戦 アルタ・バディア(イタリア)12月21日
優勝:ラモン・ツェンホイゼン(スイス)
2位:マニュエル・フェラー(オーストリア)
3位:マルコ・シュヴァルツ(オーストリア)
第2戦 マドンナ・ディ・カンピリオ(イタリア)12月23日
優勝:ヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)
2位:セバスチャン-フォス・ソールヴォーグ(ノルウェー)
3位:アレックス・ヴィナッツァー(イタリア)
と見事に入れ替わっている。ほとんどのレースをマルセル・ヒルシャー(オーストリア)が制し、クリストッファーセン、そしてフェリックス・ノイロイター(ドイツ)らが残りの2席を分け合うことが多かった時代とは、すっかり様相が異なる群雄割拠の戦国時代だ。
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