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19歳でこの世を去った選手に特例的な新人王が与えられる
昨季の全日本選手権出場時のクロダ。日本のW杯に出場させてあげたかった
男子のルーキー・オブ・ザ・イヤーには、総合50位のカナダのブレイデン・クロダという選手が選ばれた。今季のルーキーのなかには日本の松田颯など彼より成績上位の選手もいたが、この結果には特別な事情がある……。
クロダはその名前から分かる通り、日本人の血をひいている。日本のモーグル関係者が、その名前を知ることになったのは昨季の全日本選手権だ。この大会はFISレースも兼ねており、ルール上、規定をクリアしている海外選手も出場することができた。第2の故郷の大会にエントリーしたクロダは、MOで3位となり、強い印象を残したのだった(全日本選手権としての3位は、実際は4位の杉本幸祐)。
そして今季、W杯に初出場。カナダでの2大会にエントリーし、第5戦カルガリー大会で25位。次代のカナダチームを担う選手として期待されていた。
ところが、その直後誰もが耳を疑うような出来事が起こる。この19歳の若者が、秋田たざわ湖大会を前にした2月17日に突然、亡くなったのである……。
秋田たざわ湖大会の上位入賞者記者会見で、優勝したキングズベリーは、“カナダチーム全員がクロダの存在を胸に戦った”といった旨を語っている。ルーキー・オブ・ザ・イヤーの選出は、哀悼の意を込めた特例的な措置なのだろう。
なお、W杯での国単位のポイントで順位を決めるネーションズカップでは、モーグルとオーバーオール(フリースタイルの全体のポイント)の両方でカナダがトップに。チームのポイントには、ほんのわずかながらクロダが獲得したものも含まれている。キングズベリーやジャスティン・デュフォー-ラポイント、クロエ・デュフォー-ラポイント、ローラン・デュマスらカナダ勢にとって、それは天国のチームメイトとともに勝ち取った掛け替えのないタイトルとなった。
クロダの訃報が流れた直後、秋田たざわ湖大会男子はカナダの2選手が表彰台に
STEEP
スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/
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