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スキー コラム 2020年3月2日

DMがキャンセルになった秋田たざわ湖大会 堀島がまさかの得点ゼロも、日本チーム女子が大活躍!

ブラボー!!モーグル by STEEP
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W杯秋田たざわ湖大会が終わった。別の場所から雪を運ぶなどの関係者の努力もあり、心配されていた雪不足問題はなんとかクリアできた。しかし、2日間とも天候に恵まれたとは言い難く、初日第8戦MOは途中から雨模様に。そして、2日目の第9戦DMは降雪と濃霧によりレース途中でキャンセルという残念な展開となってしまった。今回は、それでも特筆点がいくつもあった第8戦を振り返りつつ、残る4戦について展望したい。
レース途中でキャンセル! 幻に終わったW杯第9戦

ファイナル1に6名、スーパーファイナルに3名の日本女性選手が進出!

第8戦の女子は、日本のモーグル界にとって喜ばしい結果が待っていた。予選上位はトップがペリーヌ・ラフォン(FRA)、2位をジャカラ・アンソニー(AUS)という順当な結果だったが、3位以下、日本の6選手がファイナル1進出を決めたのだ。川村あんり(3位)、住吉輝紗良(4位)、冨高日向子(5位)、星野純子(11位)、伊原遥香(12位)、柳本理乃(16位)という顔ぶれだ。川村、伊原は今季W杯デビューの選手。柳本は昨季の秋田たざわ湖大会2戦にスポット出場以来、通算3戦目のW杯での予選突破だった。日本女子の新戦力はなかなか凄いことになっている。

 ファイナル1でも日本勢が健闘した。星野(4位)は今季初、川村(5位)は通算3度め、柳本(6位)は自身初のスーパーファイナル進出を決める。なお、ファイナル1のリザルト面で注目したいのは川村のタイムだ。女子ファイナル1で25秒台でゴールしたのは彼女とラフォンだけ。タイム点に限っては全体で2位。この新星にとって、スピードが大きな武器になっていることが分かる。

 スーパーファイナルでは、ラフォンがいつもの滑りを見せて今季7度目の優勝。そして、5年前の秋田たざわ湖大会以来の表彰台となる星野純子が2位に。女子の最年長選手である彼女は、記者会見で、34歳まで現役第一線で活躍した上村愛子の名前を出し、まだまだ進化を続けていきたいと語った。星野のモチベーションは高く、その視野には2年後の北京五輪が入っているはずだ。しかし、川村、住吉、冨高、伊原、柳本とチームメイトには成長著しいメンバーがズラリと揃っている。来季以降、日本チーム女子のなかで、かつてない壮絶な五輪代表枠争いが展開されることは確実。目が離せないガチなバトルとなるのだろう。

星野にとって4度めの表彰台。大怪我によるブランクを乗り越えここまで戻ってきた

絶対王者がV、堀島が予選落ち……。2強が明暗を分ける展開に

 男子は、ある意味で大きな波乱があった。今季これまでにミカエル・キングズベリー(CAN)の完全な独走を許さず、総合2位で追走していた堀島行真が予選でミスを繰り返しファイナル進出を逃したのだ。しかも、48位で獲得ポイントはゼロ。これは総合優勝を目標に掲げる堀島にとって極めて大きな痛手となった。

 キングズベリー、ベンジャミン・キャヴェ(FRA)、マット・グラハム(AUS)ら表彰台の常連メンバーがファイナル1進出を決める中で、目立ったのが日本の杉本幸祐だ。これまでの最高成績が9位だった杉本は、ターン、エアともにジャッジに高く評価され4位で予選突破。その後、スーパーファイナルには進めなかったが、ファイナル1で8位というベストリザルトを残し、現状で日本の男子のナンバー2のポジション(総合18位)に立っている。

 スーパーファイナルでは、キングズベリーが、何事もなかったように高速でゴールし今季6度めの優勝。エア点、タイム点でそのキングズベリーを上回ったドミトリー・レイヒャード(KAZ)が2位。新鋭・ローラン・デュメイ(CAN)が自身2度めの表彰台となる3位につけた。なお、ウォルター・ウォルバーグ(SWE)は靭帯の怪我でDNS。残念ながら、しばらくは戦線離脱となりそうだ。
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