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ファイナル1に6名、スーパーファイナルに3名の日本女性選手が進出!
第8戦の女子は、日本のモーグル界にとって喜ばしい結果が待っていた。予選上位はトップがペリーヌ・ラフォン(FRA)、2位をジャカラ・アンソニー(AUS)という順当な結果だったが、3位以下、日本の6選手がファイナル1進出を決めたのだ。川村あんり(3位)、住吉輝紗良(4位)、冨高日向子(5位)、星野純子(11位)、伊原遥香(12位)、柳本理乃(16位)という顔ぶれだ。川村、伊原は今季W杯デビューの選手。柳本は昨季の秋田たざわ湖大会2戦にスポット出場以来、通算3戦目のW杯での予選突破だった。日本女子の新戦力はなかなか凄いことになっている。
ファイナル1でも日本勢が健闘した。星野(4位)は今季初、川村(5位)は通算3度め、柳本(6位)は自身初のスーパーファイナル進出を決める。なお、ファイナル1のリザルト面で注目したいのは川村のタイムだ。女子ファイナル1で25秒台でゴールしたのは彼女とラフォンだけ。タイム点に限っては全体で2位。この新星にとって、スピードが大きな武器になっていることが分かる。
スーパーファイナルでは、ラフォンがいつもの滑りを見せて今季7度目の優勝。そして、5年前の秋田たざわ湖大会以来の表彰台となる星野純子が2位に。女子の最年長選手である彼女は、記者会見で、34歳まで現役第一線で活躍した上村愛子の名前を出し、まだまだ進化を続けていきたいと語った。星野のモチベーションは高く、その視野には2年後の北京五輪が入っているはずだ。しかし、川村、住吉、冨高、伊原、柳本とチームメイトには成長著しいメンバーがズラリと揃っている。来季以降、日本チーム女子のなかで、かつてない壮絶な五輪代表枠争いが展開されることは確実。目が離せないガチなバトルとなるのだろう。
星野にとって4度めの表彰台。大怪我によるブランクを乗り越えここまで戻ってきた
絶対王者がV、堀島が予選落ち……。2強が明暗を分ける展開に
キングズベリー、ベンジャミン・キャヴェ(FRA)、マット・グラハム(AUS)ら表彰台の常連メンバーがファイナル1進出を決める中で、目立ったのが日本の杉本幸祐だ。これまでの最高成績が9位だった杉本は、ターン、エアともにジャッジに高く評価され4位で予選突破。その後、スーパーファイナルには進めなかったが、ファイナル1で8位というベストリザルトを残し、現状で日本の男子のナンバー2のポジション(総合18位)に立っている。
スーパーファイナルでは、キングズベリーが、何事もなかったように高速でゴールし今季6度めの優勝。エア点、タイム点でそのキングズベリーを上回ったドミトリー・レイヒャード(KAZ)が2位。新鋭・ローラン・デュメイ(CAN)が自身2度めの表彰台となる3位につけた。なお、ウォルター・ウォルバーグ(SWE)は靭帯の怪我でDNS。残念ながら、しばらくは戦線離脱となりそうだ。
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