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スキー コラム 2020年2月18日

男子は2強対決が熾烈に、女子はラフォンが独走体勢 北米ラウンドで見えてきた今季のアウトライン

ブラボー!!モーグル by STEEP
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約1ヶ月のブランクを経て、恒例のW杯は北米ラウンドが行われた。トレンブラン(カナダ)、カルガリー(カナダ)、ディアバレー(アメリカ)での4戦で、昨季の総合優秀者のペリーヌ・ラフォン(FRA)、ミカエル・キングズベリー(CAN)が、それぞれ4戦3勝と圧倒的な強さを見せ、ともに開幕戦からキープする総合ランキング1位のポジションを盤石なものとした。ラフォンは安定感を一層増し、キングズベリーは9連覇に向けて衰える気配がまったくない。
ラフォンとキングズベリーはイエロービブをつけ続けている

復活ジャスティンが第7戦で優勝も、総合点でラフォンに及ばず

女子でラフォン以外に特筆すべき存在は、ジェスティン・デュフォー・ラポイント(CAN)だ。2大会連続五輪メダリストで世界選手権の優勝経験もある彼女はここ数シーズン、ピークを過ぎた印象を拭えなかった。課題はエアの難度アップだったが、今季、コークを取り入れることで克服。持ち味である攻撃的なターンも復活した。北米ラウンドでは、カルガリーでの第5戦、ディアバレーでの第6戦で3位、そして、同じくディアバレーでの第7戦で久々の優勝。ラフォンに続く総合2位につけている。

ジャスティンに続くのが、3位のジャカラ・アンソニー(AUS)、4位ユリア・ギャリシェバ(KAZ)、5位のジャエリン・カーフ(USA)という昨季、優勝経験のある面々。しかし、彼女たちは今季まだ一度も優勝がなく、ラフォンの独走を許す形になっている。

日本勢では、住吉輝紗良が第5戦での今季2度目のスーパーファイナル進出が光る。注目の川村あんりは、北米で全戦決勝進出を果たしたが、第5戦での7位が最高順位だった。

エアの向上で、かつての輝きが戻ってきたジャスティン


予想された通りに2強がリードする展開に。エア新時代到来ならず!?


男子は、第6戦ディアバレー大会で今季2度目の優勝を果たした堀島がキングズベリーを追随。これまで、堀島は失敗から取りこぼしをするレースが度々あり、その部分がキングズベリーとの大きな差だったが、今季は表彰台を逃したのは1戦のみ。弱点を克服している。

この2強に差をつけられるかたちで、ベンジャミン・キャヴェ (FRA)、マット・グラハム(AUS)、ウォルター・ウォルバーグ(SWE)らが続くというシーズン前に予想された展開通りになっている。

なお、昨季の秋田たざわ湖大会DMで、キングズベリーがコーク1440を世界で初めて成功させたことから、「今季は一気にエアの新時代に突入か?」といった事前の見方もあった。ところが、これは大きく外れ、いまのところは大きな波は起きていない。女子は日本の星野純子や冨高日向子も含め、コークに挑む選手が増えてきたが、北京五輪に向けて男子のエアは進化していくのか? それとも現状維持なのか? 興味深いポイントとなる。

もう一点、男子に関して触れておきたいのがスウェーデン勢についてだ。ウォルバーグに限らず、総合7位のオスカー・エロフソン、8位のフェリックス・エロフソンらがたびたびスーパーファイナルに進出しており、W杯をかき回す面白い存在になっている。フェリックスはディアバレーでの第6戦で初表彰台(2位)を経験した。
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