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スキー コラム 2019年12月24日

W杯序盤戦プレビュー。中学生・川村あんりがデビュー戦で2位! キングズベリーvs堀島のガチ対決が熾烈に

ブラボー!!モーグル by STEEP
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堀島は3大会連続表彰台。もはや、これは驚くべきニュースではない!?

総合優勝を狙えるポジションで戦い続ける堀島

一方、男子はどうか? ここでは、堀島行真の第2戦タイウー大会MOでの優勝、現状で総合2位という戦績を過剰に煽ることはやめておきたい。なぜなら、もはやミカエル・キングスベリー(CAN)に肉薄するいまのランクが彼の定位置だからである。堀島の優勝は珍しいことではなく、それほどニュースバリューがないのである。

 これまで堀島には、“失敗、転倒による取りこぼしが稀にある”という弱点があった。総合優勝を狙うとなると、優勝を逃しても確実に表彰台に上がるキングズベリーとそこで差が開いてしまう。今季はいまのところは、開幕戦2位、第2戦優勝。第3戦3位と、連続して表彰台にあがっている。これは好材料といえる。

この“2強”以下は、ベンジャミン・キャヴェ(FRA)、マット・グラハム (AUS)、ドミトリー・レイヒャード(KAZ)、ウォルター・ウォルバーグ(SWE) らが名を連ねる。 これまでのところ、当コラムで予想した、〈キングズベリーに堀島が追随。以下、第2集団が数名続く〉という図式通りになっている。
日本勢男子は、原が不在の今季、堀島と他選手の差が大きく開いている状況だ。ただし、新鋭・松田颯が、デビュー戦となった開幕戦で決勝に進出し12位、第3戦タイウー大会DMでクォーターファイナルに残り6位と、非凡な才能を感じさせるリザルトを残した。いささか気が早いが、“北京五輪の有力代表候補”といえる選手が登場したことも認識しておきたい。

男子に関しては、もうひとつ触れておきたい話題がある。
昨季より、高いレベルでより多くの点を稼ぐための手段として、男女ともに「エアの難度を上げる」というテーマに取り組み始めた選手が目立っている。今季、女子はそれがより顕著だが、男子は予想されたほどの現象は起きていない。いまのところ、キングズベリーも堀島もまだ「コーク1440」を披露していないのだ。昨季、W杯で堀島が最初に挑み、キングズベリーが初めて成功させたこの新次元エアは、リスクが高いと判断されたのか、ここ一番に温存されているのか……? 今後の展開に注目していきたい。

さて、W杯はしばらくブランクを挟んで、W杯は2020年1月25日にカナダのトレンブランで再開。以後、最終戦までほぼノンストップのサーキットとなる。

第3戦終了時点で、一昨季、昨季の総合優勝者がトップを走っている

●第3戦までの総合順位【男子】
1 KINGSBURY Mikael (CAN)
2 HORISHIMA Ikuma (JPN)
3 CAVET Benjamin(FRA)
4 GRAHAM Matt (AUS)
5 REIKHERD Dmitriy (KAZ)
6 WALLBERG Walter (SWE)
7 DUMAIS Laurent (CAN)
8 CHUNLAUD Kerrian (CAN)
9 ELOFSSON Oskar(SWE)
10 WALCZYK Dylan(USA)

STEEP

スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/

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