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スキー コラム 2019年12月23日

年末注目の日本一決定戦! 第98回全日本選スキー選手権アルペン種目

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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2017/18シーズンからリニューアルされたアルペンスキーの全日本選手権。シーズン終盤に行なわれていたこの大会を、冬が始まってまだ間もない年末開催にし、優勝者には平昌五輪への出場権を与え、さらに優勝者がナショナルチームのメンバーでなかったら、その段階でナショナルチームに加えるという大きな改革を盛り込んだレースとしたのだ。 これによって全日本選手権の位置づけは大きく変わった。もうすぐ100周年を迎える伝統ある大会ながら、従来は時期的な問題でトップ選手が参加しにくく(多くはFISポイント更新のために、海外遠征中だった)、全日本選手権とはいうものの、実際には日本一速いアルペンレーサーを選ぶ場ではなかったこの大会が、名実ともに日本一決定戦となった。国内トップ選手たちが全員集合し、ビッグイベントの出場権をかけた一発勝負。昨年、一昨年と、男女のスラロームとジャイアント・スラロームはいずれもレベルの高い熱戦が展開された。過去2回の優勝者は以下の通りだ。

■2017/18シーズン(第96回大会)

・男子ジャイアント・スラローム
石井智也(ゴールドウインSC)
・男子スラローム
湯浅直樹(スポーツアルペンSC)
・女子ジャイアント・スラローム
石川晴菜(木島病院)
・女子スラローム
安藤麻(東洋大学)

■2018/19シーズン(第97回大会)

・男子ジャイアント・スラローム
石井智也(ゴールドウインSC)
・男子スラローム
湯浅直樹(シーハイルアカデミー)
・女子ジャイアント・スラローム
安藤麻(東洋大学)
・女子スラローム
向川桜子(秋田ゼロックス)
昨年大会スラローム覇者の湯浅直樹、向川桜子

さて、リニューアル3年目となる今季の全日本選手権はどんな展開となるのだろうか?
注目選手の動向を整理しておこう。
まず男子。
気になるのは、スラロームで2連覇中の湯浅直樹の調子だ。昨年は2位の大越龍之介(東急リゾートサービス)に1秒62、一昨年は成田秀将(カワサキフィールドSC)に0秒75というはっきりしたタイム差をつけて優勝。30代半ばになっても依然日本最強のスラローマーであることを示した。しかし、今季はこれまで1度もレースに出場しておらず、おそらくGSは欠場すると思われることから12月28日のスラロームがシーズン初の実戦となる。調子が上がっているのか、それともまだ充分には仕上がっていないのか、情報はなかなか聞こえてこないが、ぶっつけ本番で全日本選手権を迎えるという状況を考えれば、彼にとってこれまで以上に厳しい戦いとなるのかもしれない。

そんな湯浅に挑むのがナショナルチームのメンバーたち。大越龍之介、成田秀将のベテランと、小山陽平(日本体育大学)、加藤聖五(野沢温泉SC)、若月隼太(近畿大学)らの若手たちだ。

なかでも注目は小山。ヴァル・ディゼールで行なわれたワールドカップのスラロームで1本目49番スタートから22位に飛び込み、2本目に進出した。2本目はさらに上位に上がるチャンスだったが、ポールをまたいで途中棄権。残念ながら順位を残すことはできなかった。このレースは、彼にとってスワールドカップ3戦目、スラロームとしては2戦目だ。しかも、最終区間でのスプリット・タイムは全選手中12位。雪が軟かく、荒れたコースでの滑りだったことを考えれば、今後ワールドカップレベルで戦える可能性は充分と言える。昨年の全日本選手権はスラローム3位で、GSは1本目途中棄権。1年間の成長を表現できるか、大きな注目を集めることだろう。

またワールドカップで2度のポイントを獲得している大越龍之介も有力な優勝候補だ。ワールドカップでもっとも難しいスラロームと言われるウェンゲンで2年連続のワールドカップポイント獲得しており、技術の高さでは優勝しておかしくない選手。問題は、本来の実力をこの一発勝負で発揮できるか。今季のワールドカップではまだ結果が出ていないだけに、本番までの調整にすべてがかかっていると言えるだろう。

ジャイアント・スラロームは、湯浅同様ナショナルチームのメンバー外ながら全日本2連覇中の石井智也が中心となる。ここ数年は北イタリアを本拠地とする多国籍プライベートチームに所属し、ヨーロッパカップを主戦場としている石井。今季はまだ目立った成績を残していないものの、中国で行なわれたファーイーストカップでは日本人としては最高位の順位を獲得。順当に行けば優勝候補筆頭だ。

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