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スキー コラム 2017年12月21日

年内最後の技術系レース。爆発力と安定感の2強に誰が割り込むのか

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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 さて、そのスラローム第3戦を展望すると、やはりマルセル・ヒルシャー(オーストリア)とヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)のふたりは外せない。8月に左足首骨折という怪我を負ったヒルシャーだが、第1戦(レヴィ)こそ17位にとどまったものの、第2戦(ヴァル・ディゼール)では早くも表彰台の中央に復帰。1本目8位から、2本目の猛チャージで逆転優勝という、昨シーズンの彼が得意としたパターンに持ち込んでの勝利だった。彼は、1週間後のアルタ・バディアGS第4戦でも、2位を1秒7もぶっちぎる圧倒的な勝利を収めており、もはや故障明けという表現は必要ないほどの絶好調ぶりである。2年前、滑走中の彼の至近距離に撮影用ドローンが墜落した、いわくつきのコースだが、急斜面の連続するテクニカルなコースは彼がもっとも得意とするタイプ。よほどのことがない限り表彰台から外れることはないだろう。

ヘンリック・クリストッファーセン

マドンナ・ディ・カンピリオのスラロームでは2連勝中のヘンリック・クリストッファーセン。今季初優勝はなるか

 そのヒルシャーを破って、昨シーズンここで優勝したのはヘンリック・クリストッファーセン。硬いアイスバーンを切り裂く、キレのある滑りは今季も健在だ。第1戦はフェリックス・ノイロイター(ドイツ)に、第2戦はヒルシャーに優勝は奪われたものの、爆発力と安定感を兼ね備えたスラロームは、非常に高いレベルにある。いつまでも2位に甘んじているのは、彼のプライドが許さないはず。いつも以上に気合の入った滑りを見せてくれることだろう。

アンドレ・ミューラー

ヴァル・ディゼールの第2戦では3位に食い込んだアンドレ・ミューラー。今回も表彰台争いに絡むはず

 ノイロイターが膝の故障で戦列を離れた現在、このふたりの強さと速さは図抜けている。となるともうひとつのレースの興味は、表彰台の残された1席に誰が立つのか、ということだ。だが、これは予想するのは至難の業。逆に言えば誰が来てもおかしくないということでもある。レヴィではマティアス・ハルギン、ヴァル・ディゼールではアンドレ・ミューラーと、ともにスウェーデンのベテランが一角に食い込んだが、WCSL(ワールドカップ・スターティングリスト)の20位くらいまでにいる選手ならば、全員にチャンスがあるとみてよいだろう。

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
[email protected] ≫ReplaySkiRacing

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