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スキー コラム 2017年11月15日

第1回『いよいよ開幕を迎えるオリンピックシーズン』

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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世界の兆候として

アダム・マリシュ

この男ポーランド人気のマリシュにつき

クラフト

風に乗るのが上手いクラフト(オーストリア)

今季はポーランドの強さに注目が集まる。勇者ストッフとチームコーディネーターで名選手だったマリシュとの良きコンビネーションに、コットとジラ、そこに続くクバツキや2~3人で最強の時代に突入した。
オーストリアはクラフトとハイバックの2トップ体制、わきを固めるあとふたりに新鋭を持ってくるのか否かが上昇へのカギとなる。
ドイツは若きヴェリンガーがリードする。故障しているフロイントの状況をみるとチーム的にはトーンダウンの印象にある。
ノルウェーは硬軟取り混ぜての5~6人の精鋭ぞろい。フォルファン、ファンネメルなどまとまりの良さと以前の飛ばし屋気分で果敢に攻める。それも、いつもながらにフライングに強さを発揮。地元ヴィケルスンでは勝利を期待して大観衆が見守る。
前年におけるスーツトラブルで低迷の域にあったスロベニアは、いまだ未知数の状態にある。スーツの手直しから復調を果たすかプレフツと弟のドメン。

強風を制する者に勝ち運は宿る

とにもかくにもJSPORTSのW杯ジャンプ中継を観て日本選手の活躍や、お気に入りの欧州選手に熱い声援を送ろう。
今季は札幌の男子W杯の開催はなく、残念ながら予断をもってビリンゲンに譲った格好の札幌ではある。そしてそのときにビリンゲンファイブが開催される。ドイツはその借りを返してくれる時には、しっかりと返してくれるはず。ちゃんと、わかっていると思うが、それを願ってやまない。

今季の山場はジャンプ週間4連戦に、RAWノルウェー連戦、フライングジャンプのプラニツァシリーズといういつもの流れでもあり、そのなかでレジェンドを筆頭に古豪やら新鋭の華やかなジャンプがシーズンを飾ってくれるだろう。

あの平昌は荒れる風、それを得意とする選手に勝ち運がくる。
それは11月後半のクーサモ・ルカの強風に、12月のエンゲルベルグのバック風などによるジャンプが試金石になってくるはずだ。
それに打ち勝つ度量を持つ選手こそ、覇者への王道なのである。

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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