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レジェンドを目指して。ジャンプ界の新鋭が世界に挑む!
「青春の挑戦者」4年に1度のシーズンがやってきた!2017-2018ウインタースポーツ編 by J SPORTS 編集部レジェンドのように、長く強い選手を目指す
ライバルの兄がいる中、今シーズンは、4年に1度のオリンピック出場が最大の目標となる。所属する土屋ホームスキー部ではチーム監督で、現役選手でもあるジャンプ界のレジェンド、葛西紀明選手をはじめ、オリンピック出場経験のあるチームメートから、オリンピックについていろいろ耳にする機会も多い。
「オリンピックとワールドカップは違うとみんなから聞いているので、出場できたらそれを自分で実感したいと思っています。そして、今自分がやれる精一杯のことを全て出してきたい!」
もちろん、メダルのイメージもできている。ただ、小林が見ているのは平昌だけではない。2022年の北京。さらにもっと先まで見据えている。
「オリンピックで金メダルを獲るには、シーズンを通して強さを発揮できる選手にならないといけない。平均して勝てる強さをこれから身に着けたいと思っています。そのためには下半身の基礎筋肉をしっかり付けて、上半身は最低限の筋肉で脂肪も極力落とす。ジャンプは空中で姿勢をキープするので、それに耐えるための筋持久力。飛び出すときの足の力も必要です。」
昨年の反省と悔しさから学び、それを強さに変えていけるのは、一流のアスリートの証だ。そして、メンタルの面では、コーチングに当たるチームのヤンネ・バータイネンコーチからは「リラックス。焦らない気持ちが重要」。それができれば試合で勝てると、気持ちが入りすぎてしまう小林に対してアドバイスもあったという。
「ワールドカップクラスになるとみんな高いレベルの選手ばかりで、その差はわずかなんです。でも、ジャンプの勝敗は、最後は風の力がとても重要。でも、それがなくても安定して成績を残せるレベルの体を作って、葛西監督のように、長く、強い選手になることを目指します。」
その決意を持って、小林の2017-18シーズンの戦いが続く。
J SPORTS 編集部
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