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レジェンドを目指して。ジャンプ界の新鋭が世界に挑む!
「青春の挑戦者」4年に1度のシーズンがやってきた!2017-2018ウインタースポーツ編 by J SPORTS 編集部目標でありライバルの兄を超えて
小林の出身は岩手県八幡平市。八幡平はスキーどころとしては有名だが、決してジャンプのさかんな地域ではなかった。それでも、兄の潤志郎(雪印メグミルクスキー部)、姉の論果(CHINTAIスキークラブ)。高校生の弟龍尚(盛岡中央高等学校)もジャンプ選手。4きょうだいそろってジャンパーだ。
「父が教員をしていたとき、スキー部の顧問をしていて、ジャンプの担当になったのがきっかけです。父がジャンプの練習を見に連れて行ってくれて、そのとき初めてジャンプを飛んでいる姿を見たんです。小学校にも上がっていないときのことで、それから兄貴が始めて、みんな続くように始めました。」
八幡平には競技に利用できるようなちゃんとしたジャンプ台がなく、車で1時間ぐらいかけて、家族でジャンプの練習に出かけていったという。中でも兄の潤志郎は、とても大きな存在だった。コンバインドの選手としてジュニア世界選手権優勝。ジャンプ選手に転向した後、ワールドカップにも出場。憧れでもあり、目標だったという。陵侑自身も、高校までジャンプとコンバインドで好成績を残していたが、兄と同じジャンプ選手として土屋ホームに入社。選手として自分が成長してきた今、最大のライバルでもある。今年のサマージャンプグランプリ白馬大会では、兄弟で表彰台に乗ったものの、優勝は兄に譲ることに。
「普段も基本的にはジャンプの話はしないです。兄はチームも違いますし、一番のライバルなのでとにかく今は負けたくない!」
ちなみに姉、弟もジャンプ選手だ。
「姉もワールドカップに出て活躍して欲しいです。弟は今高校生ですが、すごく頑張っているので応援してあげたい、でも、将来的には兄と同じように敵になるかもしれない(笑)」
ゆくゆくは、4人そろってオリンピック出場の可能性もある。
「父は、きょうだい全員そろってオリンピックに出ることを願っていると思います。」あわせて読みたい
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