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スキー コラム 2017年11月9日

男子はレヴィのスラロームが今季の開幕戦 怪我で出遅れたマルセル・ヒルシャーが強行出場の可能性も

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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攻略のポイントとしては、スタートしてしばらく続く緩斜面。ところどころに短い中斜面が現れ、ウェーブ状の斜面変化が多い。このウェーブをうまく使いながらスピードに乗り、中盤過ぎの急斜面に突入。コースは短いため、前半で遅れると、なかなか挽回するチャンスがないので急斜面の入り口までに、どれだけタイムを稼げるかが勝負を左右するだろう。
その意味で、緩斜面を苦手とする日本選手にとっては、あまり相性の良くないコースといえる。過去の成績では、皆川賢太郎が絶好調だった2006/07シーズンに13位(15番スタート)になったのが最高位で、湯浅直樹は19位(2013/14シーズン)が自己ベスト。2位入賞が通算3度もある佐々木明にいたっては、ここでは一度もポイントを獲得していない。
今回出場する日本選手は、女子がセルデンに出た長谷川絵美、安藤麻の2人に加えて、清澤恵美子(成城スキークラブ)もエントリー。清澤はナショナルチームからは外れているが、昨シーズンのファーイーストカップのスラロームで種目別優勝を果たしているので、出場権がある。一方男子は湯浅直樹(スポーツアルペン・スキークラブ)大越龍之介(東急リゾートサービス)がエントリー。国枠としてもうひとり出場することもでき、若手の中から誰かが出場するのではないかと思われたが、今回は見送られた。

湯浅直樹にとっては、19位となったのがここでの最高位。今シーズンはどんな滑りを見せてくれるのだろうか

となると、気になるのは、エース湯浅のコンディション。腰、膝、足首と身体のあちこちに故障を抱え、今年も痛みと戦いながらのワールドカップとなる。滑りそのものは、昨年好調時を凌ぐほどというが、それもその日のコンディション次第ということになりそうだ。ただ、湯浅は昨シーズンの好成績で、日本選手の中ではただひとりピョンチャン五輪の選考基準をクリアしており、自分のペースで戦えることは大きな強み。シーズン最初のレースを有効に使い、波に乗りたいところだろう。

さて、この原稿の最終締切の段階になって、もうひとつ気になる情報が飛び込んできた。マルセル・ヒルシャーがレヴィのスラロームに出場する可能性が出てきたというのだ。今週月曜日から雪上トレーニングに入ったヒルシャー。火曜日にはゲートトレーニングも行ない、問題なく滑れたという。これで今週日曜日にレヴィで行なわれるスラローム第1戦に出場する可能性が浮上した。チームのスタッフによると、出場か否かの最終判断は数日後(おそらく木曜日)に行ない、GO! となったら金曜日か、遅くとも土曜日に飛行機でフィンランドに飛ぶという。その場合の飛行機とはおそらくスポンサーであるレッドブルが持つプライベートジェット。ワールドカップ6連覇中のスーパースターだからこそできる、文字通りの“スクランブル発進”だ。果たして、レヴィのスタート台にヒルシャーが立つのか? 予断を許さない状況だが、最強王者の動向が注目される。

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
[email protected] ≫ReplaySkiRacing

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