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スキー コラム 2017年10月25日

2017/18シーズン アルペンワールドカップを展望するヒルシャー7連覇に黄信号? 若返った日本チームはどこまで戦えるか?

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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秋が深まり、山からはチラホラ雪の便りも聞こえてくる頃。アルペンレースファンにとっては何となくソワソワ、ワクワク、そして少しドキドキする季節がやってきた。今週末には、AUDI FISスキーワールドカップが開幕するからだ。会場は例年通りオーストリアのセルデン。エッツタールと呼ばれる谷を上り詰めたレッテンバッハ氷河に作られた、急峻でテクニカルなコースを舞台に、男女ジャイアント・スラローム第1戦が行なわれる。これを皮切りに11月初旬にはスラロームが、そして11月下旬には高速系種目のワールドカップがスタート。本格的な冬の訪れは、もうすぐそこだ。

イルカ・ストゥヘッツ

昨シーズン突然の覚醒でダウンヒルとアルペン・コンバインドの種目別優勝、総合でも2位に大躍進したイルカ・ストゥヘッツ。今季は開幕を目前に膝に重傷を負い戦わずしてシーズンが終了した

だが、残念ながら今季のワールドカップも、スター選手の何人かを怪我で欠いたまま始まる。男子ではワールドカップ総合6連覇中の絶対王者マルセル・ヒルシャー(オーストリア)が左足首の骨折のために開幕戦のスタートに立つことができない。また、女子では昨シーズン、ほとんど無名の存在から総合2位に躍り出たイルカ・ストゥヘッツ(スロヴェニア)が膝に重傷を負い手術を受けた。開幕を1週間後に控え、昨季わずかに及ばなかった総合優勝のタイトルに向けて不得手なスラロームにも挑んでいた矢先の無念のアクシデントだった。詳細は不明だが、おそらく前十字靭帯の断裂。彼女にとって6回目の手術となる。度重なる不運を乗り越え、その度ごとに強靭なメンタルで立ち上がってきたストゥヘッツ。残念ながら今季のワールドカップと平昌五輪への出場は断たれてしまったが、手術の成功と一刻も早い復帰を祈りたい。

また、怪我のために昨シーズン途中でワールドカップを離れたアクセル・ルンド・スヴィンダール(ノルウェー)、ララ・グート(スイス)、アナ・ファイト(オーストリア)らも、まだ完全には癒えていない。復帰に向けて急ピッチで仕上げて入るものの、開幕戦はスキップ。彼らがレースに戻ってくるのは、おそらく11月後半の北米シリーズからとなるだろう。

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