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スキー コラム 2017年3月30日

『静かなる闘将』スキージャンプFIS ワールドカップ 16/17 シーズン総括

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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ヴェリンガー

孤軍奮闘さながらしっかりとチームをリードした若きヴェリンガー(ドイツ)

プレフツ

抜群の調整力を持って最前線に帰ってくるであろうプレフツ(スロベニア)

だから、待っていなさいW杯個人総合の覇者シュテファン・クラフト(オーストリア)。
エースのフロイントが故障欠場の後に重圧を受けながらも、ひたむきに飛んだアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)、偉い、よく頑張った。
チームをあげてジャンプスーツにしくじりをみせて沈みかけたスロベニアのペーター・プレフツ、彼もこのまま終わるわけはない。
後半戦で一歩出遅れたノルウェーも夏場、その巻き返しが顕著であろう。
そして、屋台骨がしっかりしていて、その存在からして違うアダム・マリシュノルディックコーディネーター率いるポーランド軍団などなど。

我がジャパンは、ひたむきに耐える葛西選手の背中を観ていた、下川町の後輩、どこまでもクリーンな伊東大貴(雪印メグミルク)が、続けと国内調整を成功させて、じわりじわりと復調してきた。これは強力そのものである。

いやはや楽しみな来シーズン。それもオリンピックシーズン!

このW杯終盤にきて奮起、さらには新型マテリアルを充ててきた印象の日本チームだった。
しかも、まだまだそれは進化する。
絶妙に使用禁止にはならない程度の、同時に列強各国間の駆け引きとともに。

だからスキージャンプは面白い。
では、また来季。

■2016/2017W杯個人総合成績
1.Stefan KRAFT シュテファン・クラフト(AUT) 1665
2.Kamil STOCH カミル・ストッフ(POL) 1524
3.Daniel Andre TANDE ダニエル アンドレ・タンデ(NOR) 1201
4.Andreas WELLINGER アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 1161
5.Maciej KOT マシェ・コット(POL) 985
6.Domen PREVC ドメン・プレフツ(SLO) 963
7.Michael HAYBOECK ミハエル・ハイバック(AUT) 814
8.Markus EISENBICHLER マルクス・アイゼンビヒラー(GER) 807
9.Peter PREVC ペーター・プレフツ(SLO) 716
10.Manuel FETTNER マニュエル・フェットナー(AUT) 703
11.Piotr ZYLA ピオトル・ジラ(POL) 634
12.Andreas STJERNEN アンドレアス・ステュアネン(NOR) 591
13.Richard FREITAG リハルド・フイライタグ(GER) 507
14.Robert JOHANSSON ロベルト・ヨハンソン(NOR) 424
15.Noriaki KASAI 葛西紀明(土屋ホーム) 401
24.Daiki Ito 伊東大貴(雪印メグミルク) 294
30.Taku Takeudhi 竹内 択(北野建設) 130
54.Junshiro Kobayashi 小林潤志郎(雪印メグミルク) 20
62.Kento Sakuyama 作山憲斗(北野建設) 9
71.Yuken Sato 佐藤勇研(札幌日大高) 1

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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